画像提供:マイナビニュース Apple 銀座が9月26日10時にオープンします。店内は、意外にもかつてのApple 銀座を思い起こさせる要素はなく、7月26日にオープンしたApple 梅田と同様に開放的で親しみやすさを感じさせる新しい時代のストアに仕上がっていました。
店内は明るく開放感抜群、アクセシビリティにも配慮
Apple 銀座に入ってまず感じたのが、とにかく明るく広々とした店内です。フロアは細長い構造で決して広くはないものの、すべてのフロアで3方向から採光することで開放感を高めています。壁面のガラスは天井まで届く大きさで、お店の中にいるのに外との仕切りがないような、街との一体感を演出しています。1〜2階と3〜4階の一部には吹き抜けも設けており、開放感を追求するためにぜいたくな構造としています。
Apple 梅田と同様に、店内はアクセシビリティにも配慮した設計としており、通路を広く確保して車いすの人でもストレスなくショッピングできます。店内は4フロア構成で、商品やサービスにより階を移動する必要がありますが、お店の奥まで行かずに利用できる入り口に近い場所にエレベータを用意。かつてのApple 銀座とは異なり、ボタンを押して呼び出すオーソドックスなタイプとなりましたが、3基もあり待たずに済みそうです。
iPhoneケースや周辺アクセサリーなどの製品展示は、陳列棚の位置を下げており、車いすに座ったままでも手に取りやすくしたほか、小さな子どもも手に取って選びやすいよう工夫しています。
購入や相談をするテーブルは、車いすの人も購入や相談がしやすい低いテーブルも用意。さらに、テーブルに合わせて低い椅子も用意しているので、足が地面に着かない高い椅子が不安な人も安心できます。
かつてのApple 銀座の象徴だったシアターや、現在の各ストアの象徴ともいえるビデオウォール(大型ディスプレイ)は、新しいApple 銀座には存在しません。これはApple 梅田と同様で、Today at Appleは各テーブルで実施する形となります。オンラインのApple Storeで注文した商品をスムーズに受け取るためのApple Pickupの専用コーナーを新たに設けたのも、Apple 梅田と同じ工夫です。伝統にこだわらず、その時の最善を求めた設計としたと感じます。
Number_iの空間ビデオ、実は自宅でも楽しめる!
Apple 銀座リニューアルオープンの目玉となるのが、Number_iとコラボレーションした特別なセッション「空間体験の中に飛び込もう」が体験できること。最新曲「未確認領域」のミュージックビデオの撮影現場をiPhoneで撮影した空間ビデオを、店頭のApple Vision Proで視聴できます。
Number_iのメンバーは「まるで撮影現場にいるような体験が味わえる」と語っており、ファンは必見です!
10月10日まではApple 銀座限定で実施し、30分間のApple Vision Proのデモを予約すれば誰でも無料で体験できます。すでに予約が取りにくい状態になっていますが、手持ちのApple Vision Proでも「空間ギャラリー」のアプリから同じコンテンツが楽しめるので、すでにApple Vision Proを購入した人はぜひ体験してみてください。いち早く試したい人は、Apple Vision Proを持っている知人を探すのもよいでしょう。
「未確認領域」をはじめとする最新楽曲は、Apple Musicで空間オーディオ対応楽曲が配信されているので、AirPods Proなどがあれば臨場感のあるサウンドが楽しめます。
2003年にオープンした銀座3丁目の場所に戻りつつも、お店は現代風にリファインされて居心地がよくなったApple 銀座。再び、銀座を代表するお店の1つになるでしょう。期間限定で、Apple 銀座の水引のロゴをあしらったギフトカードも販売するので、来店した際はぜひ購入してみてください。(磯修)