バレーボールSVリーグ女子で2連覇を狙う大阪マーヴェラスは25日、10月10日に開幕する25−26シーズンを前に合同会見を開いた。昨季は初代女王となり、唯一2連覇の資格を持つチームは、大阪市内のホテルで決意を新たにした。
就任2年目の酒井大祐監督(43)は「昨季より新しいもの、スキルやメンタリティーを上乗せできていればいい。勝利は最後についてくる」と自然体。
かつて「JTマーヴェラス」として栄光をつかんできた名門は、SVリーグ元年の昨季はレギュラーシーズン1位、プレーオフも勝ち抜いて完全優勝した。
3季連続で主将を担うアウトサイドヒッター、田中瑞稀(29)は今季の目標に「優勝です」と即答。「自分たちは個性が強いチームだと思うので、それを生かしながら、輝かせながらも、チームとして組織力を上げて戦っていきたい」と意気込む。
24年パリ五輪代表のアウトサイドヒッター、林琴奈(25)も「昨季に満足せず、試合を通して成長を続けられたらいい。全員で頑張りたい」と一丸を強調。
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リベロの西崎愛菜(23)は「昨季のスタート時も、チームも個人もそんなに強くなかったが、試合を通して一丸となって成長できた。(今季も)負けたとて、別に重くならないでいい」と、時間をかけて強くなっていく決意だ。
新たに副主将に就いたセッター、東美奈(25)は「(女王として)重圧がかかる部分はあるが、チーム内のコミュニケーションを大切にしているので、1つ1つ意識しながら勝ちにつなげたい」と意気込んだ。
9月1日に新加入したフィリピン代表のオポジット、185センチのアライザ・ジェイ・ソロモン(23)は「日本で活躍の機会をいただき、心から感謝したい。母国の所属チームでも優勝を経験し、その培ってきたものを発揮できればいい。強みはブロック。アタックでも見せていきたい」とあいさつした。
14チームで争う女子のリーグ開幕戦は10月10日、おおきにアリーナ舞洲で昨季6位のヴィクトリーナ姫路を迎え撃つ。
◆大阪マーヴェラス 1956年(昭31)に大阪で専売茨木としてチーム設立。96年にVリーグ初昇格、昨季までは「JTマーヴェラス」として活動。V(プレミア)リーグ時代は優勝3度、準優勝5度、黒鷲旗優勝5度、準優勝5度、皇后杯優勝1度。00年代には菅山かおる、竹下佳江、宝来真紀子ら代表選手も所属。ホームタウンは大阪市に置き、練習拠点は兵庫・西宮市。本拠地はAsueアリーナ大阪。「マーヴェラス」とは「すばらしい」「すてきな」「奇跡的な」を意味。スローガンは「最高の輝きを。最大の感動を。私たちは進化し続ける。」。マスコットキャラクターは「マーヴェりん」。
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