「Galaxy Tab A11」発売 Gemini対応の約8.7型ミニタブ “業務用途”に最適か

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2025年09月26日 12:01  ITmedia Mobile

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小型タブレット「Galaxy Tab A11」

 サムスン電子ジャパンは9月26日、手頃なサイズを実現した新型タブレット「Galaxy Tab A11」の国内発売を決定し、本日よりITリセラーおよび販売店での販売を開始したと発表した。手に馴染むコンパクトなデザインと、ビジネスからエンターテインメントまで幅広く対応する性能を兼ね備えている。幅広いユーザー層の獲得を目指す。


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 Galaxy Tab A11は、最新のテクノロジーを駆使しながらも、ユーザーフレンドリーな設計に重点が置かれている。搭載された高性能プロセッサは、前モデルである「Galaxy Tab A9」と比較して、処理能力が向上しており、複数のアプリケーションを同時に立ち上げてもスムーズな動作を実現するという。ビジネス用途でのプレゼンテーション資料作成や、外出先での文書編集といった重いタスクも快適にこなせる。


 また、ビデオ通話やWeb会議の需要が高まる現代のワークスタイルに合わせ、前面カメラの性能も大幅に強化されている。約500万画素のインカメラは、クリアで鮮明な映像を映し出せ、チームでの打ち合わせや、遠方にいる家族との会話も、よりクリアな映像で楽しめるそうだ。


 ストレージ容量に関しても、ユーザーのニーズに応える形で十分な拡張性を持たせている。内蔵ストレージは64GBだが、別売りのmicroSDを使用すれば、最大2TBまで容量を増やすことが可能だ。高解像度の動画や大量の写真、業務上の重要なドキュメントなどを気兼ねなく保存できるようになり、ストレージ不足の心配から解放される。メモリは4GBとなっている。


 ディスプレイについては、Galaxy Tab A11の大きな魅力の1つだ。約8.7型の持ち運びに適したサイズでありながら、1340×800ピクセルの解像度を実現している。さらに、90Hzのリフレッシュレートは、画面の動きを非常に滑らかにし、動画の視聴やゲーム、ソーシャルメディアのブラウジングといった日常的な操作をより快適にするという。


 オーディオについては、Dolby Atmosに対応したデュアルスピーカーを搭載しており、豊かな多次元的なサウンドを楽しめる。また、有線ヘッドフォンを好むユーザーのために、3.5mmオーディオジャックも搭載する。


 AIアシスタントとしては「Google Gemini」を標準搭載する。ユーザーはボタン1つでGeminiを呼び出し、タスクの指示を簡単に行うことができる。複数のアプリを連携させた複雑なタスク処理もシームレスに実行できるため、日々の業務効率を飛躍的に向上させることが期待される。


 また、Samsung Notesも利用可能で、スマートフォンと連携させることで、メモやアイデアをデバイス間で共有し、いつでもどこでも作業を継続できる。これにより、ビジネスパーソンの生産性を強力にサポートする。


 付属品は、迅速なセットアップを可能にするクイックスタートガイド、SIM/microSDトレイを取り出すための取り出しピン、そして充電とデータ転送に使うUSB Type-Cデータケーブルとなっている。


●iOSからの乗り換えも可能


 サムスンでは、iOSデバイスからの乗り換えを検討しているユーザーにも、Galaxy製品へのデータ移行について案内している。「Smart Switch」ツールを利用すれば、連絡先、写真、動画、メモ、カレンダーイベントなど、古いiOSデバイスに保存されていたデータを新しいGalaxy Tab A11に簡単かつ迅速に移行することが可能だ。


 このデータ移行は、ケーブルを使った有線接続と、Smart Switchアプリを介したワイヤレス接続の両方に対応しており、ユーザーは自身の環境に合わせて最適な方法を選択できる。サムスンはiPadOSについては触れていないが、新しいプラットフォームへの乗り換えをためらっていたユーザーの不安を解消できそうだ。



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