美人局計画、男に有罪判決=栄ホテル死亡―名古屋地裁
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2025年09月26日 12:31 時事通信社

名古屋地裁=名古屋市中区 名古屋市の繁華街・栄のホテルで男性が死亡した事件で、事前に美人局(つつもたせ)を計画したとして恐喝罪に問われた無職、波多野佑哉被告(23)の判決が26日、名古屋地裁であった。藤根桃世裁判官は「計画的かつ狡猾(こうかつ)で、恐喝事件の中でも悪質だ」として、拘禁刑3年、執行猶予5年(求刑拘禁刑3年)を言い渡した。
藤根裁判官は、波多野被告が、知人の加藤伶音被告(20)=強盗致死罪で起訴、19歳だった知人女性=恐喝の非行内容で保護観察処分=と美人局を計画し、実行行為に及んでいないものの、不可欠な役割を果たしたと指摘。「刑事責任は相応に重い」と述べた一方、罪を認め反省している点などを考慮し執行猶予を付けた。
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