230人を書類送検=パチンコ運営会社の公選法違反事件―警視庁
3
2025年09月26日 18:31 時事通信社

7月の参院選で、特定候補に投票する見返りに報酬を約束したとして、パチンコ店運営会社「デルパラ」(東京都港区)社長ら幹部が逮捕された事件で、警視庁など1都7県警の合同捜査本部は26日までに、グループ会社を含めた各店舗の店長や店員ら計230人を公選法違反容疑で書類送検した。認否は明らかにしていない。
同庁によると、一連の事件の摘発人数は計236人に上り、平成以降の国政選挙では過去最大規模とみられる。
店長ら27人の送検容疑は7月上旬〜中旬、デルパラの社長で韓国籍の李昌範容疑者(50)らと共謀し、それぞれの店舗の店員らに対し、業界団体「全日本遊技事業協同組合連合会」理事長で、比例区の自民党公認候補だった阿部恭久氏(66)への投票の見返りに、現金3000円または4000円の支払いを約束した疑い。店員ら203人は約束に応じた疑い。
実際には報酬は支払われなかったとみられる。
Copyright(C) 2025 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。