<ヤクルト11−1広島>◇26日◇神宮
広島が最下位ヤクルトに完敗した。
先発の床田寛樹投手(30)は初回、ヤクルト・ホセ・オスナ内野手(32)に先制適時打を許した。3回にもオスナと山田哲人内野手(33)の連続タイムリー、投手ペドロ・アビラ投手(28)の適時打などで大量6点を失った。2回2/3を投げ、10安打3四球、今季ワーストタイの7失点でKO。3年連続の2ケタ勝利を逃し、今季12敗目を喫した。
試合には敗れたが、抜てきされた若手は奮起した。打っては「7番二塁」で先発出場した2年目佐藤啓介内野手(24)がプロ初適時打を放った。途中出場した3年目の内田湘大内野手(21)も今季初安打を含む2安打をマークし、プロ初のマルチ安打を決めた。
投げては、2年目左腕・滝田一希投手(23)が3番手で2回無失点。4番手のドラフト5位菊地ハルン投手(18)も1回無失点に抑え、アピールした。試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。
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−床田が厳しい投球
やっぱり真っすぐのキレがないから。真っすぐのキレがないから、変化球がいいところにいっても拾われるよね。いろいろ(打たれる)要素があると思うけど、全ては真っすぐのキレだと思う。打者がキレを感じていないから、いいところに投げても拾われる。今日でトコ(床田)は(今季)最後になる。昨年もそういう傾向にあったと思う。夏前ぐらいから。本人も分かっていると思うし、どうやって課題として克服していくのか。シーズンオフの取り組みで。そこを来年の楽しみにしたいと思う。
−結果を出した若手もいた
湘大(内田)も途中から、1打席目は変化球を逆方向、2打席目も150キロを超える球を引っ張ってヒットにした。本当にいいものを見せてくれたと思う。あとはハルン(菊地)、滝田も良かったし。いいものを見せてくれた。
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−栗林らが1軍に残っているのは床田に10勝をさせたいという思いからでは
トコが3年連続2桁がかかっていたので、今日まで栗林と森浦と島内は入ってもらった。だから勝っていたら、最後、あの3人でいこうと思っていた。でも、今日で床田もラストなので、あの3人には「お疲れさん」ということで。
−常広の中継ぎの意図は
まだ終わっていないけど、来年もあるから、いろんな可能性も探りながら、大切に戦っていきたいということかな。
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