【ソフトバンク】上沢直之「命懸けで」「死ぬ気で」7回3失点、キャリア最多タイ12勝目

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2025年09月26日 22:40  日刊スポーツ

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楽天対ソフトバンク 勝利しファンに手を振るソフトバンク小久保監督(撮影・鈴木正人)

<楽天3−4ソフトバンク>◇26日◇楽天モバイルパーク



あと1つ、勝って決める! パ・リーグ首位のソフトバンクが優勝マジックをついに「1」とした。楽天に同一カード3連勝。日本ハムが勝利し胴上げはお預けも、27日の敵地西武戦で引き分け以上なら2位日本ハムの結果にかかわらず連覇が決まる。中5日で先発した上沢直之投手(31)が7回3失点でキャリア最多タイの12勝目。移籍1年目右腕が見せた「命懸け」の粘投で小久保ホークスが王手をかけた。


   ◇   ◇   ◇


ゲームが終わり、コーチ陣と握手を交わす小久保監督は興奮気味だった。仙台最終戦。ファンが待つ右翼席へのあいさつも先陣を切って歩いた。一足早く日本ハムが勝利したが、ソフトバンクも並んで勝利。「自力であと2勝」と語っていた指揮官は、言葉通りに勝ってM1。「あと1勝です」。正真正銘の王手をかけた。


上沢の熱投が勝利を呼び込んだ。中5日のマウンドで魂の98球。2回までに3失点も尻上がりに調子を上げた。打線が7回表に逆転すると「命懸けで投げました。なんて言ったらいいんだろう…。本当に命がかかってるぐらいな気がしてました」と全身全霊を注いだ。代打堀内を左飛、小郷を空振り三振、中島を見逃し三振に仕留めてほえた。「3点差をひっくり返してもらって『次の回に失点しました』ってなったら流れも悪くなるし、雰囲気も悪くなる。死ぬ気でいきました」。7回3失点で自己最多タイの12勝目。自身6連勝で、規定投球回到達にも残り1/3に迫った。


胴上げこそお預けになったが、27日に引き分け以上で連覇が決まる。この日がナイターゲームで、当日ベルーナドームへの移動ゲームとなるが、ここまで来れば疲労も関係ない。ZOZOマリンで戦う日本ハムの結果に関係なく、自力で栄冠をつかむことができる。同一カード3連勝で勝利のバトンをつないだ上沢。新加入右腕は「やっぱりなんか特別な気持ちだった。すごく楽しかったです」と心地よい汗をぬぐった。


27日はシーズン139試合目。最終盤までもつれたペナントレースのゴールは目の前だ。単独最下位から意地の2連覇へ。ベルーナドームで小久保監督が舞う。【只松憲】

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  • 上沢が合併以外に勝つとは。
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