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<阪神6−2中日>◇26日◇甲子園
阪神佐藤輝明内野手(26)が適時打2本の勝負強さを発揮し、藤村富美男と掛布雅之しか成し得ていない球団生え抜き3人目の「40−100」にダブル王手をかけた。
「積極的にいきました」。2本とも初球をたたいた。柳相手の初回2死二塁では、高々と打ち上げた打球が左前に落ちる先制適時打。「近本さんがチャンスをつくってくれたので何とか、かえそうという気持ちでした」。打線に火を付け、一挙4点の起点となった。
伊藤相手の5回無死二塁では、佐藤輝シフトで狭められた一、二塁間を球足速く抜いて、もう1打点。「いいバッティングができました」。これで99打点。39本の本塁打とともに、節目の目標まで「1」とした。
特別な試合で4番打者らしさを見せた。プロ入り同期の村上に勝ちがつけば勝率タイトルが“当確”になる。その勝利に打線の奮起が絶対条件だった。「頌樹にとって大事な試合と分かっていたので。勝ててよかったです」。安打数144もプロ年目のキャリアハイ。誇らしげに胸を張った。
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残り3試合はすべて甲子園で、大台到達の瞬間をファンも待っている。「どちらもあと1。達成できるように、でもいつも通り自分の打撃を心がけたい」。きょう27日は奪三振2位で村上を追う中日高橋宏と対決。もう一つのタイトルも援護射撃する。【柏原誠】
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