<DeNA5−4巨人>◇26日◇横浜スタジアム
今季最短3回4失点で降板となった巨人山崎伊織投手(26)について、杉内俊哉投手チーフコーチは「先頭に死球を当ててしまったというのはもちろんあるかもしれないですね」と振り返った。
チームとして最も注力していた1回だった。直近10試合で8試合が初回に得点を許し、流れを渡す展開が多かった。CS2位争いを繰り広げる2位DeNAとの直接対決2連戦の初戦。ここまでチームの勝ち頭として11勝を挙げ、先発陣の軸として奮闘してきた山崎にとっても、今まで以上に神経を払っての立ち上がりだった。
それが1球で暗転した。1回表に1点の援護点をもらっての1回裏、先頭打者の蝦名へのシュートが内角へ入った。これが肘のプロテクターをかすめた。判定は死球に、山崎は出はなをくじかれる形となった。同コーチは「ちょっと流れをつかめず、そのままずるずるといっちゃったかなというのはありますね」と痛恨の1球だったと説いた。
続く桑原、筒香と連打をくらって無死満塁。オースティンは右飛としたが、山本に押し出し四球を与え、佐野に犠飛を打たれて2失点で逆転を許した。2回にも2点を追加され、2回までに4失点は今季24度目の先発で自己ワーストとなった。
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4回表に代打を送られて交代となった。「大事な試合だったんですけど、全然ダメでした」「初回の入り…まあ、情けないピッチングでした」。試合後に短い言葉に悔しさをにじませた山崎。
残りは4試合。同コーチはレギュラーシーズンでの登板に「まあ、可能性は十分あると思います」と含みを持たせた。
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