
混雑した飲食店での席取りは、思わぬトラブルを招くことがある。投稿を寄せたのは都内在住の40代男性。住宅街にある近所のファストフード店を訪れた際、トラブルになった体験を明かした。
「お昼時は混むこともあって、店員の方が『先に席を確保してから購入ください』とアナウンスをしていました。息子と来ていた僕は、持っていた文庫本を空いた席に置いて、息子とハンバーガーを買いに……」
本で席を確保したつもりの男性だったが、注文を終えて席に戻ってみると、なんと見知らぬ親子がそこに座って食事をしていた。(文:湊真智人)
「あんな本を置いて席を確保するなんて非常識だ」
さらに男性は驚きの光景を目にする。
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「僕が置いていた文庫本は、こともあろうかすぐ横の床に放り投げられていたのです」
込み上げる怒りをこらえつつ、男性は「そこ、私たちが取っていたのですが」と声をかけた。しかし親子は非を認めるどころか、こう反論した。
「『あんな本を置いて席を確保するなんて非常識だ』とか言って、店からの案内を意図的なのか無視して自分たちの論理を押し通そうとする始末」
こうした態度に我慢ならなかったのか、幼い息子を連れた男性はこう大声を張り上げた。
「周りの方にも聞こえるような大きな声で、『こんな泥棒みたいな大人になったらだめだよ』と言ってそこを離れました」
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息子へ言い聞かせる体で反撃をしたのだろう。この痛烈な一言は、周囲の注目を集めたに違いない。
結局ほかに空席はなかったが、騒ぎに気付いた店員が「テイクアウト用に作り直して」くれたという。おかげで男性は
「家に戻っておいしく食べることができました」
と一件落着。だが一方で、店がルールを示していたもののトラブルは起きてしまった。人のものを床に放り投げる行為や、子どもの前での口論など、客としてのマナーを考えさせられる投稿だ。
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