
2025年に名古屋就航20周年を迎えたベトナム航空。2025年9月現在、ベトナム航空は中部国際空港 セントレアからベトナムのハノイ・ノイバイ空港までの直行便を毎日運航しています。
飛行時間はおよそ5時間で、往路は朝に中部国際空港を出て現地時間の昼過ぎに到着、復路は深夜に現地を出て早朝に中部国際空港に到着するフライトスケジュールなので、少ない日数でも現地滞在時間を長く取れるのが魅力です。この記事では、中部国際空港発着のハノイ旅行・2泊4日モデルプランを紹介します。
DAY1:ハノイ旧市街散策と食べ歩きを楽しむ
1日目は、9時30分に中部国際空港 セントレアを出発するベトナム航空VN349便に搭乗し、ハノイ・ノイバイ国際空港に向かいます。ハノイまでの飛行時間はおよそ5時間で、現地時間12時40分頃に到着します。なお、日本とベトナムの時差は2時間(日本が2時間進んでいる)です。
|
|
空港から市内までは、タクシーやGrabを使って40〜50分程度。14時頃にホテルにチェックインして大きな荷物を置いたら、さっそくハノイ旧市街の街歩きに出かけましょう。
ホアンキエム湖の北側に位置するハノイ旧市街は、歴史的建築物がたくさん残る活気に満ちた地区で、狭い通りに小さな商いをするお店が軒を連ねています。バイクのクラクションや、道端に座って食事をしたりお茶を飲んだりする人の多さに圧倒されるかもしれません。
旧市街にはカゴやゴザなどを売る店が並ぶハンチエウ通り、紙ものやランタンなどを売る店が並ぶハンマー通り、ブリキやアルミ製品などを売る店が並ぶハンティエック通りといったように、同じジャンルの商品が並ぶ通りがたくさんあります。
|
|
旧市街の小さなお店をのぞいて歩くのも楽しいですが、まとめて買い物を楽しみたいなら、ドンスアン市場に行ってみるのもよいでしょう。ドンスアン市場はハノイで最も大きな市場のひとつで、靴やバッグ、おもちゃ、生活雑貨、布などが雑多に売られています。

「Bánh Mì 25」のバインミーとスイカジュース
街歩きでお腹が空いたら、ベトナム発祥のサンドイッチ、バインミーはいかがでしょうか。フランスの置き土産ともいわれるバインミーは、外はさくさく、中はふわふわ・もちもちした食感で、ポークパテや焼き豚、人参、パパイヤ、コリアンダー(パクチー)を挟んだものが人気です。
小さなオープンカフェ風の店内でイートインできるところもあれば、道端で持ち帰りのバインミーを売っている露店もあります。カフェの場合は、スイカやパイナップルジュース、ベトナムコーヒーなどと一緒にいただけますよ。
|
|

「Minci(ミンシー)」のプリン
甘いものが好きなら、コンデンスミルク仕立ての甘さとなめらかさが特徴のベトナムプリンもぜひ食べてみてください。街中のプリン屋さんでは、シンプルなプリンなら数十円、季節のフルーツとプリンの盛り合わせも100円台と、お手頃価格でいただけます。
雰囲気のよいバーでお酒を飲むのが好きなら、ベトナムで初めてアジアのベストバー50に選ばれたハノイのバー「The Haflington(ザ・ハフリントン)」がおすすめです。3階のメインバーは、恐竜の骨格や化石、遺物などが飾られ、英国の博物館を思わせる雰囲気が漂っています。
ニガヨモギなどの香草やスパイスを配合して作られるフレーバードワイン、ベルモットを使用したCANTONESE FIZZ(カントニーズフィズ)は、ハーバルでとても香りがよいカクテルでした。
The Haflingtonはそれほど席数の多くないバーなので、確実に利用したい場合は予約をしておくとよいでしょう。(Instagramのメッセージから英語で予約可能)
DAY2:ハロン湾クルーズの日帰りツアーへ
ハノイに2泊するなら、到着日と出発日を旧市街の街歩きや買い物にあて、朝から夜まで使える2日目に日帰りで世界遺産のハロン湾に行くと、メリハリのある楽しみ方ができます。
「龍が舞い降りた地」という伝説を持つハロン湾は、大小3,000もの不思議な奇岩が連なる神秘的な海です。その幻想的で雄大な景色を見るために、国内外からたくさんの観光客が訪れます。
ハロン湾はハノイから高速道路を使って約3時間とかなり遠いので、旅行会社のツアーを利用するのが便利で安心です。いろいろな会社がハロン湾クルーズツアーを催行しており、混載の日帰りバスツアーなら6,000円台から9,000円台程度で利用できます。(英語ツアーまたは日本語ツアー)
多くのハロン湾クルーズツアーがランチビュッフェ付きで、奇岩や詩的な風景を眺めつつ、ランチを楽しむことができます。
行程は催行会社やツアーによって異なりますが、ハロン湾を代表する鍾乳洞であるスンソット洞窟の内部を歩いたり、ルオン洞窟でカヤックやバンブーボートを体験したり、ティートップ島の丘に登ったりすることが多いようです。
ティートップ島の丘は頂上まで登るのはなかなか大変ですが、頂上からは素晴らしい景色を眺められるので、元気があればぜひ登ってみてください。
天気がよければ、港に戻る船の上からハロン湾に沈む美しい夕日が見られることでしょう。
ハノイ発の日帰りハロン湾クルーズは、ツアー内容や高速道路の状況にもよりますが、ハノイ市内への戻りが21時頃になるため、2日目にハロン湾クルーズを入れるなら、他の予定は入れないことをおすすめします。
DAY3:ハノイ旧市街散策とおみやげ探し
3日目はハノイ最終日。丸一日ハロン湾クルーズを楽しんだ翌朝は、ゆっくり起きて朝食を済ませたら、ハノイ旧市街の散策を兼ねておみやげ探しへ出かけてみませんか。
ハノイ大教会・聖ジョセフ教会(Nhà Thờ Lớn Hà Nội)は、フランス領インドシナ時代の1886年、パリのノートルダム寺院と同じ建築様式のネオゴシックで建てられたハノイで一番大きな教会です。東向きに建っているので、朝の時間帯に訪れると外観がよく見えます。
大教会周辺にはチャーチャイン(ライムティー)を出すお店が並んでいます。プラスチックの椅子に腰を下ろして大教会を眺めながらお茶を飲み、のんびり過ごすのもいいですね。
ベトナムらしいおみやげを買いたいなら、ハンザ市場(ハンザギャラリア)の外の階段から降りた地下にある市場に足を運んでみましょう。
ここには、ベトナムのハノイ、ザーラム県のバッチャン村で生産される陶磁器「バッチャン焼き」を買えるお店「Bamboo」があります。ここの店主は日本語を少し話す女性で、お店には「バッチャン焼きの店」と日本語の看板が掲げられているので、すぐにわかります。
赤土で焼き上げられた昔ながらのバッチャン焼きは、素朴な風合いで、ぽってりとしたフォルムが魅力。ものにもよりますが、一つ数百円程度と手ごろな値段で購入できるのも嬉しいです。
一つひとつ微妙に違っているので、手に取ってお気に入りを見つけてみてください。
いったんホテルに戻っておみやげをスーツケースに詰めたらチェックアウトをし、荷物を預かってもらえば、夜まで身軽にハノイ旧市街やホアンキエム湖周辺で観光や食事を楽しめます。
タクシーやGrabを利用すれば、落ち着いた雰囲気の西湖エリアや、建国の父と言われるホーチミン元国家元首の亡骸が安置されているホーチミン廟、蓮花台と呼ばれる楼閣で有名な一柱寺、ベトナムの学問の神様と言われる文廟、ベトナム美術博物館などに足を延ばすこともできます。
ハノイ・ノイバイ空港発、中部国際空港行きのベトナム航空のVN0348便は、日付が変わってすぐの0時20分の出発です。21時頃に空港に着いていれば十分なので、最終日も丸一日ハノイを楽しめますよ。出発後、しばらくすると機内の照明が落とされるので、寝ながら帰ることができます。
DAY4:早朝に中部国際空港に到着
深夜にハノイを出発したVN0348便は、翌朝6時55分頃に中部国際空港に到着します。ベトナム航空の名古屋−ハノイ線は、往路は朝出発、復路は深夜出発で翌早朝に到着なので、現地2泊でも充実した滞在を楽しめて、長い休みを取りにくい人にもおすすめです。
※この記事で紹介した運航スケジュールは2025年9月現在のものです。運航スケジュール・機材は予告なしに変更される場合があります。
なお、ベトナム航空は、2026年1月1日(木)から3月28日(土)までの期間、名古屋−ハノイ線に最新鋭のワイドボディ機「エアバスA350-900」を導入し、両路線の機材を現在の「エアバスA321」型機から大型化するそうです。これにより座席数は最大305席となり、エコノミークラスでは個人用モニターを備え、よりパーソナライズされたエンターテイメントが提供されるとのこと。
詳細は、ベトナム航空公式サイトにてご確認ください。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
The post ベトナム航空で行く名古屋・中部国際空港発着のハノイ旅行 2泊4日モデルプラン first appeared on GOTRIP!.