【ヤクルト】川端慎吾が涙の引退会見「良いことも悪いことも…すべて自分の財産」/一問一答 1

1

2025年09月27日 13:48  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

会見でチームメートの登場に涙が止まらなくなるヤクルト川端(左)、右から山田、中村悠(撮影・清水貴仁)

ヤクルト川端慎吾内野手(37)が27日、今季限りでの現役引退を発表した。市和歌山商から05年高校生ドラフト3巡目で入団。15年は首位打者に輝くなど通算打率2割9分3厘で、1099安打を積み重ねた。会見では涙があふれた。20年の現役生活に区切りを付けた。27日広島戦(神宮)から2試合で1軍昇格し、引退試合は来年3月に実施される予定。


■会見の一問一答


−最初に引退を伝えた人


「家族にすぐに電話しました」


−ご家族の反応は


「いつもあまり電話をしない時間帯に電話をしたので、そういうことかなと察している感じでした。あまりびっくりしている感じはなかった」


−決断の経緯


「本当に悩んで悩んで、なかなか結論を出すことができなかったのですが、時間がたつにつれて、少しずつ落ち着いて冷静に考えられるようになって、この辺で身を引くのがベストなのじゃないかなと。自分の中でそう思えてきたので、つい最近ですけど、決断しました」


−最後まで迷った


「体はまだ、どこも痛くなかったですし、1年間けがせずに、ファームでしたけど、しっかり野球ができていた。その部分が一番大きかったかなと思います。だからなかなか諦めきることができなかった。まだ体が動くのになと」


−ここまでのプロ野球人生を振り返って


「ヤクルトで20年間、野球をやらせていただいて本当に感謝しています。本当にいろいろあったなという感じですね。山あり谷ありというか。良いことも悪いこともたくさんありましたし、優勝もさせてもらったし、タイトルを取ることもできましたし、日本一を決めるヒットも打たせもらいました。その中で、たくさんけがもしましたし、腰の手術も2度して、本当にいろんなことがありましたけど、全て自分の経験といいますか、財産になっていると思うので、本当に20年間、納得しています」


−最もうれしかったこと


「2020年に2度目の腰の大きな手術をしたんですけど、その部分で、守ることができないくらいの痛みだった。なかなかちょっと復活するのは難しいかなと思いながらの2021年のシーズンだったが、高津監督に開幕から使ってもらって、何とか成績を、自分でもびっくりするような活躍することができて、1年間チームの戦力になれたことがうれしかったですね」


−最も苦しかったこと


「やっぱり大きなけがをしてリハビリっていうのが一番苦しかった。何もできないというのは本当に苦しいんだなと感じました。まだ、打てないとか成績が落ちたとか、そういうことの方がよっぽどマシだなと思いましたね」


−どのように乗り越えてきたか


「家族の支えだったりとか、どんなに苦しい時でも暗い感じを見せずに、家族も明るく接してくれました。それが一番大きな原動力になったかなと思います」


◆川端慎吾(かわばた・しんご)1987年(昭62)10月16日、大阪府生まれ。市和歌山商(現市和歌山)2年の夏に甲子園出場。05年高校生ドラフト3巡目でヤクルトに入団。15年に首位打者と最多安打。21年に歴代2位のシーズン代打30安打。代打で通算94安打は球団最多。ベストナイン、ゴールデングラブ賞各1度。オールスター出場2度。15年プレミア12日本代表。通算1326試合に出場し、3752打数1099安打、打率2割9分3厘、40本塁打、409打点。185センチ、86キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸2400万円。

このニュースに関するつぶやき

  • 合併球団との日本シリーズ、神戸開催の第6戦、延長での代打決勝タイムリーは忘れんぞコノヤローexclamation ��2お疲れさまでした��(��)
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定