ジョルジオ・アルマーニ氏に捧ぐ、「エンポリオアルマーニ」がショー開催　INIが11人揃って来場

エンポリオアルマーニのショーに来場したINIのメンバー

Image by: Emporio Armani

　「エンポリオアルマーニ（Emporio Armani）」が、2026年春夏ウィメンズコレクションショーをミラノファッションウィーク期間中の現地時間9月25日に開催した。ジョルジオ・アルマーニ氏が逝去した後に行われた初のアルマーニブランドのショーで、会場にはブランドとの関わりが深いグローバルボーイズグループ「アイエヌアイ（INI）」のメンバー11人が日本から招かれて来場。ショーのフィナーレでは、モデルたちが拍手をしながらキャットウォークし、観客はスタンディングオベーションで喝采を送った。

　アルマーニ氏は柔らかな着心地のジャケットを考案し、1980年代から90年代にかけてメンズウェアを作り変えたことで「モードの帝王」と呼ばれた。「ジョルジオアルマーニ」に続くブランドとして、1981年に誕生したのがエンポリオアルマーニ。ジョルジオアルマーニのエレガンスはそのままに、よりモダンで都会的なデザインを特徴としている。
　エンポリオアルマーニの2026年春夏ウィメンズコレクションは「リトルニ（回帰）」をテーマに、イタリア・ピアチェンツァ出身のデザイナーの創造的エネルギーやイタリアのエレガンス、そしてメイド・イン・イタリーへの敬意を表現。オリエンタルなデザインは今季も健在で、チャイナドレスの襟元や日本の帯などから着想を得たであろうアイテムが披露されたほか、スパンコールビキニトップや流れるように柔らかさをもったアウターなどでグラマーとエレガンスを体現した。
　INIのメンバー、池﨑理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大、許豊凡、髙塚大夢、田島将吾、西洸人、藤牧京介、松田迅が、11人揃ってランウェイショーに参加するのは初めて。エンポリオアルマーニのベルベットのセットアップを着用して来場した許豊凡は「見る角度によって表情が変わるようになっていて、見る人への想像の空間を与えるといいますか、余白のエレガンスを体現している服だと思います」とコメント。木村柾哉はエンポリオアルマーニの魅力について「芯のあるところが魅力だと思います」と語り、ショーを通じてクリエイションが持つ力を改めて実感したという。同じく会場に来場したイタリア代表のバスケットチームの面々と談笑し写真撮影をするシーンなども見られ、国際的な場での交流を深めた。

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