【ヤクルト】川端慎吾、プロで貫いた恩師の教え「それは20年間続けられたかな」/一問一答 2

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2025年09月27日 14:42  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

会見で涙を流す行うヤクルト川端(撮影・清水貴仁)

ヤクルト川端慎吾内野手(37)が27日、今季限りでの現役引退を発表した。市和歌山商から05年高校生ドラフト3巡目で入団。15年は首位打者に輝くなど通算打率2割9分3厘で、1099安打を積み重ねた。会見では涙があふれた。20年の現役生活に区切りを付けた。27日広島戦(神宮)から2試合で1軍昇格し、引退試合は来年3月に実施される予定。


■一問一答<2>


−20年間のプロ生活で貫けたこと


「高校の時、監督にずっと教えてもらっていたことが、『常に野球には謙虚に野球をやりなさい』。それは20年間、続けられたかなと思います。あとは悔しい気持ちがたくさんありましたけど、悔しい気持ちを忘れずに、その悔しい気持ちが自分自身を強くしてくれると思っていた。その気持ちをずっと忘れないようにして練習しました」


−誰に感謝を伝えたいか


「家族、両親にももちろんですけど。本当にたくさんの方にお世話になりましたし。たくさんケガし、いろんな人に支えてもらっていた。松山の自主トレの方たちも、僕が復帰するまでしっかり手伝ってくれた。たくさんの人に感謝の気持ちを伝えたい」


−スワローズの後輩に伝えたいこと


「これから一緒に野球をすることはできないですけど、みんな一生懸命に頑張っている。今年はずっとファームにいましたが、未来がある子たちばっかりなので、成長を陰ながら応援したいと思います」


−ファンに向けて


「僕自身がなかなか決断することができずに、遅くなってしまった。すごく進退がどうなるか気にかけてくれる人がたくさんいると思う。遅くなったこと申し訳ありませんでしたと伝えたいと思います。今日、明日と2日間、監督から連絡いただきまして『最後一緒に戦ってくれないか』と言われましたので、『僕もぜひ、よろしくお願いします』と、2日間、(1軍で)打席に立たせてもらえるので。最後に大きな歓声をいただけたら、うれしいなと思います」


−20年間を戦い続けて今、思うこと


「本当に良くやったんじゃないかなと思いますね。2020年に(腰の)手術をした時、(小川)GMからも、今シーズンは野球できないくらいの気持ちで良いから2021年にもう1回勝負したらどうだと言われていた。その中でしっかり戦えて、ここまで20年間できたのかなと思います」


−通算打率2割9分3厘


「あと1本打ちたいです。あと1本で(通算安打が)1100本ですか。あと2試合出るので何とか1本打ちたい」


−高校の恩師から『常に野球には謙虚に野球をやりなさい』。野球人生やプレーにどう影響したか


「高校の監督に言われたことなので。その気持ちだけでやってきました」


−FUNKY MONKEY BABYSの「悲しみなんて笑い飛ばせ」など打席に入るまでの出ばやしもファンも盛り上がる。どんな時間だったか


「最高の時間でした。一番の盛り上がりというか。大歓声をいただいた。今日、明日、その歓声をいただけたらうれしい」


◆川端慎吾(かわばた・しんご)1987年(昭62)10月16日、大阪府生まれ。市和歌山商(現市和歌山)2年の夏に甲子園出場。05年高校生ドラフト3巡目でヤクルトに入団。15年に首位打者と最多安打。21年に歴代2位のシーズン代打30安打。代打で通算94安打は球団最多。ベストナイン、ゴールデングラブ賞各1度。オールスター出場2度。15年プレミア12日本代表。通算1326試合に出場し、3752打数1099安打、打率2割9分3厘、40本塁打、409打点。185センチ、86キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸2400万円。

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  • 安打1100本打てる(ぜひ打ってほしいです)逸材なのに妹も一流の女子野球選手なばっかりに「妹の方がよっぽどうまいじゃねえか!!」とヤジられる稀有な存在でした。
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