【バスケ】日本協会新会長に島田慎二氏　八村塁とも「ダイレクトにコミュニケーションをとれる」

日本バスケットボール協会（JBA）は27日に都内で定時評議員会と臨時理事会を開き、新会長に島田慎二氏（54）が選ばれた。

前日26日にはBリーグチェアマンへの再任が決まっており、異例となる兼務。所信表明で「興せ、強いJBA。」を掲げて「（日本で）いろいろなバスケット団体があるが、上位に立っているのがJBA。いま一度、統括団体のトップで強い組織、強いJBAを目指したい。それが発展につながる」と力強く語った。

理事は16人で構成され、日本人初のNBAプレーヤーでB1宇都宮ブレックスの現役選手である田臥勇太（44）、元女子日本代表で現在はトヨタ自動車のヘッドコーチを務める大神雄子氏（42）らが名を連ねた。

この日の会見では長崎ヴェルカの社長兼GMを担う伊藤拓摩氏（43）が、日本バスケットボール強化委員会の委員長と兼務すると発表した。島田新会長は「兼務という難しさもあったが、それでも専任でどなたかを探していくよりも、兼務であっても、伊藤さんの能力が最も優れていると判断した」とコメント。日本協会に対して苦言を呈してきたNBAレイカーズの八村塁（27）に関しても「実際に日本に来た時にも会っています。かつダイレクトでコミュニケーションをとれる環境に、数カ月でなっています。（日本）代表に参加できるかはスケジュールやいろいろなものがあるので、そこは未来の話はよめませんが、少なくともしっかりとコミュニケーションをとって、日本を強くしていくという前向きな話は聞いているので、期待しています」と現状を明かした。