城下町や港町など、個性豊かな街並みが点在する兵庫県。市町村の名前に込められた意味や響きの独自性により、魅力を放つ地域も少なくありません。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、全国の女性を対象に「名前がかっこいい兵庫県の市町村」というテーマでアンケート調査を実施しました。
多くの女性から「名前がかっこいい」と支持を集めたのは、どの市町村だったのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう!
第2位は、「姫路市」でした。兵庫県の南西部に位置する姫路市は、大化改新後に播磨国の国府が置かれ、さらに聖武天皇の勅令で国分寺が建てられたことをきっかけに、播磨の中心として発展してきたエリアです。江戸時代には西の要所として姫路藩が築かれ、姫路城の城下町として栄えました。市のシンボルとして親しまれている姫路城は、1951年に国宝、1993年には世界遺産に登録されています。
|
|
姫路の地名は、『播磨国風土記』に登場する「蚕子(ひめこ)」に由来し、難破した神の船に積まれていた蚕子が流れ着いた場所が現在の姫路であったため、そう呼ばれるようになったそうです。漢字の組み合わせの美しさや、神話的なロマンを感じさせるところも支持を集めたのではないでしょうか。
第1位は、「宝塚市」でした。兵庫県の南東部に位置する宝塚市は、江戸時代には小浜宿が置かれ、明治には箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄宝塚線)が開通したことで発展してきたエリアです。宝塚歌劇団の本拠地である「宝塚大劇場」のほか、安産祈願の「中山寺」や、かまどの神様として知られる「清荒神清澄寺」など、長い歴史を持つ神社仏閣も点在しています。「阪神競馬場」があることでも有名です。
宝塚の地名は、1701年に編さんされた『摂陽群談』によると、「この塚(古墳)のそばで物を拾う者に必ず幸せあり。このことによって宝塚の名が付いたといわれている」と紹介されています。やわらかく流れるような音の響きや、「宝」の漢字が持つ高貴なイメージなども支持を集めたのではないでしょうか。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。