<イースタン・リーグ:巨人3−4ロッテ>◇27日◇ジャイアンツタウン
巨人近藤大亮投手(34)がイースタン・リーグのロッテ戦後、引退会見を行った。
「ホッとしました。引退を表明してから、たくさんの方々に連絡をいただきました。本当に今まで支えられていたんだなと少しずつ思いましたし、人に恵まれた野球人生やったなと思います」と振り返った。
先発し、オリックス時代の同僚・大下誠一郎内野手(27)と対峙(たいじ)。初球は135キロの直球で見逃しストライク。2球目は136キロの直球で空振り。最後は140キロの直球で空振り三振を奪った。仲間と握手を交わし、笑顔で降板。有終の美を飾った近藤に、ファンからは温かい拍手が送られた。
会見でチームメートの中川皓太投手(31)、大勢投手(26)、17年に侍ジャパンでともに戦った日ハム稲葉篤紀2軍監督(53)からのメッセージが流されると、この日終始笑顔だった近藤の目が潤んだ。「本当に最高です。この1週間、野球人生で一番幸せだったんじゃないか」。たくさんの人からの愛をかみしめた。
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会見の最後は「もうやりきった。後悔ないって感じです」と充実した表情を見せた。けがと向き合い続けた不屈の右腕は「もっとええこと言えましたね」と、笑いながら会見場を後にした。
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