



ユリカさんは私に謝ってきました。「失礼だったよね。あれじゃ、まるでパートが仕事だと思ってないみたいに聞こえたかも……」もしかしたら私のグチがユリカさんの耳に届いてしまったのでしょうか。私の方こそ謝らないといけません。




ミナさんは仕事と子育ての両立が体力的に難しかったそうです。大好きな仕事を辞めるのはいろいろ葛藤もあったことでしょう。専業主婦はただ毎日家でのんびり過ごしてるだけ、なんて思ってしまって申し訳なかったです。


子ども園のバザー当日、私は久しぶりにユリカさんと顔を合わせました。ユリカさんはいつものように気さくに話しかけてくれた上、私に謝ってきたのです。おそらく私がユリカさんの発言を悪く取ったことが伝わってしまっていたのでしょう。私の方こそ失礼だったと謝罪しました。
働いていようとそうでなかろうと、ママたちはみんな頑張っているのです。自分の中にあった偏見に気づかされた出来事。これからは仕事や肩書ではなく、人と人との付き合いということを忘れないようにしたいと思います。
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