【バスケ】B3新潟浜田貴流馬、開幕戦黒星も「やってきたことが実になりつつある」反省と手応え

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2025年09月27日 19:47  日刊スポーツ

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第4Q、新潟の浜田が3点シュートを決める

<バスケットボールB3:新潟76−93香川>◇27日◇あなぶきアリーナ香川



新潟アルビレックスBBは開幕黒星スタートになった。香川に76−93で敗れた。


四国・高知の出身で尽誠学園(香川)が母校の新戦力、PG浜田貴流馬(あるま、28)がチーム2番目になる14得点と気を吐くも、守備が乱れて相手に12本の3点シュートを決められるなど、クオーターを重ねるごとに点差を広げられた。今季初勝利は2戦目(28日)に持ち越された。


   ◇   ◇   ◇


香川のシュートに観客席が沸く中、浜田は集中を途切れさせず、攻守の切り替えで労を惜しまず走った。相手守備の隙を突いて放った3点シュートは2本成功。インサイドでも点の取り合いになった第2Q序盤、決めて30−29とリードを奪うなど、流れが左右している展開で得点した。


それでも及ばなかった。「自分たちがちょっと引いて、遠慮してしまった部分があった」。第3Qの立ち上がり、ゾーンで守る香川を攻めあぐねた。守備でも後半に計7本の3点シュートを決められた。「第1Qは自分たちのバスケができた。ただ、後半はガード陣が破られて、ヘルプの外国籍選手も止め切れず、しんどかった」。相手の圧力に屈した流れを悔やんだ。


ただ、その中で16得点のPFユージーン・フェルプス(35)に次ぐ14得点は、チームにとっても明るい材料。「パスよりもまずシュートを選択した」。本来は絶妙なパスで周囲を動かすタイプだが、この日は鵜沢潤監督(43)からの指示もあり、リングを捉えることを重視した。相手の裏をかくように決めたシュートに「もっとやらなければならない」と反省しつつ「プレシーズンから個人的にやってきたことが実になりつつある」と手応えも感じた。


高知出身で香川・尽誠学園高OB。郷土の友人や同校の教員も観戦に駆けつける中、新潟の軸になる姿は見せられた。「地元の人には申し訳ないけど、明日は僕たちが勝って新潟に帰る」。28日の2戦目、故郷四国で今季初白星をつかみ“地元”新潟に凱旋(がいせん)する。【斎藤慎一郎】

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