カーリングのミラノ・コルティナ五輪最終予選混合ダブルス代表決定戦は27日、稚内市みどりスポーツパークで3戦先勝方式の決勝第1戦が行われ、松村千秋(32=中部電力)谷田康真(31=名寄市出身)組が小穴、青木組に7−5で逆転勝ちした。1次リーグから通算1勝2敗として、決着を28日に持ち込んだ。谷田は「最後勝ちにつなげられたので、とりあえず1つほっとしている」と笑顔を見せた。
チアキとヤスの「チャッスー」ペアが、負けたら五輪消滅の崖っぷちから、土壇場で強さを発揮した。2点リードを許して迎えた最終第8エンド(E)の谷田の3投目。相手の石への当たり方が違えば敗戦濃厚も「絶対(強く)当てねえぞ。当たったらオリンピック行けませんって感じで」と、狙い通りのショットで、勝利につなげた。持ち味のパワフルなスイープでも貢献。「あちぃ(暑い)けど、頑張って掃くしかない」と、チャンスを作り、ピンチを救った。
会場をホームに変えた。「メンバー唯一の道北出身なので、ありがたいことに家族やスポンサーの方々が来てくださって」と、相手を上回る声援を受けて戦った。「乗っていける」と、2連敗していた相手からの1勝で勢いづく。欲しいのはあと2勝だ。【保坂果那】
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