【ソフトバンク】ファン沸かせたライバル日本ハムとの頂上決戦の数々 V2も新庄ハム強かった

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2025年09月27日 21:03  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

西武対ソフトバンク リーグ連覇を果たし喜ぶソフトバンクの選手ら(撮影・足立雅史)

<西武1−4ソフトバンク>◇27日◇ベルーナドーム



ソフトバンクがパ・リーグ2連覇を達成した。


最大のライバルだったのは日本ハムだった。24年はレギュラーシーズン12勝12敗1分けの五分。今季も中盤以降は首位攻防を繰り返してきた。新庄監督と小久保監督は同い年。戦力も拮抗(きっこう)する両者の戦いは、25年もプロ野球ファンを沸かせてきた。


開幕前のオープン戦では「そら強力、強力」と警戒していた。優勝争いが意識され始めた8月9〜11日はみずほペイペイドームでソフトバンクが3連勝。対照的に8月22〜24日はエスコンフィールドで日本ハムが3連勝した。交流戦でも優勝を争ったのは日本ハム。6月22日の最終戦までもつれ込むデッドヒートだった。特にモイネロと伊藤大海による至高の投げ合いの数々は記憶に新しい。


小久保監督は新庄監督について、こう話していたことがある。


「ファンが楽しむであろうことができる。そういうのって、できない理由を見つけてやらないことが多い。でも新庄監督にはそれができる。できない理由って、それをしたらチームが『ん?』って思うだろうなとか、周りの声、SNSを気にしてできないとかね。でも彼にはそれができる。めちゃくちゃ野球について考えている」


残り10試合を切ってのリーグ優勝。独走優勝だった昨年と違い、大接戦だった。今季のカード成績も1試合を残して13勝11敗。ライバル新庄ハムは強かった。【只松憲】


◆福岡ソフトバンクホークス 1938年に南海電鉄を経営母体として創設。44年に近畿日本、46年に近畿グレートリングと改称。47年から南海ホークス。59年には杉浦の4連投4連勝で巨人を破り初の日本一。88年秋にダイエーが買収して本拠地を大阪から福岡に移した。93年に福岡ドーム(現みずほペイペイドーム)が完成。球団買収により05年からソフトバンクとして参戦。1リーグ時代に2度優勝。パ・リーグでの優勝は今回で21度目(南海10度、ダイエー3度、ソフトバンク8度)。日本シリーズ優勝は17〜20年の4連覇など11度。オーナーは孫正義氏。

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