【ソフトバンク】連覇!小久保監督「やっぱ新庄監督率いる日本ハム強くて…」本音吐露/一問一答

0

2025年09月27日 21:53  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

西武対ソフトバンク リーグ優勝を決め、笑顔でナインの集まるマウンドへ向かうソフトバンク小久保監督(撮影・岩下翔太)

<西武1−4ソフトバンク>◇27日◇ベルーナドーム



ソフトバンクがリーグ2連覇を達成した。小久保裕紀監督(53)の球場での勝利監督インタビューは以下の通り。


−2年連続のリーグ優勝を決めました福岡ソフトバンクホークス小久保裕紀監督です。ナイスゲームでした


「ありがとうございました」


−目の前に選手、スタッフ、関係者がいます。表情見て、今どんなふうに感じますか


「本当に、苦しいシーズンだったんで、今年ほど1軍に携わった全選手、関係者の全員の力がなければ、今日の2連覇という日は達成できなかったと、そういうふうに思います」


−その2連覇の瞬間、監督どんな気持ちになったんでしょうか


「もう抑えの杉山にね、任してましたんで、彼がしっかり締めてくれるだろうという思いでベンチ入りましたけど、さすがに優勝決まった瞬間は我を忘れて喜びすぎました」


−胴上げされた今のご気分は


「もうチームも個人も満身創痍(そうい)の中、絶対今日決めるというね、そういう強い気持ちで、ここのベルーナにやってきたんですけども、その選手たちにこういう形で胴上げしてもらって、ほんと感謝の気持ちでいっぱいです」


−敵地にも多くのホークスファンの歓声、拍手があります。


「ビジターにもかかわらず、これだけ多くのホークスファンの方々、ベルーナドームに足を運んでいただき、本当にありがとうございました。最後の最後、ものすごい力になりました」


−今シーズンは本当に序盤から苦しい戦いが続いたと思います。主力をケガで欠く中、どんな思いで日々シーズンを送っていたんでしょうか


「我々ホークスは4軍まで合わすと約120名の選手がいます。主力がけがで離脱した後も、ここに登録されている31名が120名の代表としてグラウンドに立つ。今いるメンバーが最強だ!と思いながらずっと戦ってきました。先ほども言いましたけど、誰1人かけても今回の2連覇はなかったと思います」


−特に若手の成長著しかったと思いますが、監督はどのように映ってますか


「レギュラークラスが離脱する中で、彼らにとってはおそらくチャンスだと待ち構えていた、そういうふうなプレー姿にプレーに映りましたんで、途中からは頼もしく、彼らの穴をしっかりカバーしながらやってくれたと思います」


−シーズン序盤は単独最下位という苦しみも味わいながら、そこから一気に巻き返していきました。監督がターニングポイントになったと思う場面、試合は


「5月の頭です。ツーアウトランナーなしからサヨナラ勝ちをした川瀬晃のタイムリーでサヨナラ勝ちした(5月2日のロッテ戦)。今振り返ると、あの試合がほんとにポイントだなと思いますね」


−(ベンチの)川瀬選手、満面の笑みを浮かべてます


「最後の1週間はね、ほぼレギュラー扱いでずっと出てね、ほんとに最初はベンチで控えている選手で、いつ行っても準備ができてる選手なんで、ベンチいると非常に心強いんですけど、最後の方はレギュラーとしても心強く感じました」


−今シーズンは投手陣も非常に安定していました。先発投手が12勝以上を挙げた投手が4人。この先発陣の安定感は


「もうおっしゃる通りで、打者陣が苦しい中、最小失点で切り抜けながらね、先発の軸になるピッチャーたちがローテーションの間隔を空けずにね、しっかり守ってくれたおかげで、ここの勝ち星までたどり着いたと思いますんで。あと、やはり救援陣のレベルの高さ。これも優勝の大きな要因の1つだと思います」


−その勝利の方程式7回藤井8回松本9回杉山投手メディアの中では「樹木トリオ」とも言われていますが、監督にはこの3人、今改めてどんな言葉をかけたいでしょうか


「もう年間通してフル回転してもらって、この2連覇というところまでたどり着いた、ほんとの功労者、ほんとに貢献してもらったなというふうに思います。『ほんとにお疲れさまでした』と言いたいです」


−昨年は独走でのリーグ優勝。今年は最後の最後までもつれて、139試合目でのこのリーグ2連覇ということになりました


「やっぱ新庄監督率いる日本ハムが強くて、本当に最後の最後までパ・リーグを盛り上げるという思いで戦ってきましたけども、この後クライマックスシリーズどちら来るかわかりませんけども、またその強いチームと対戦して、またそこを勝ち上がっていかないといけないんでね。ほんとにそういうハムとやれた試合は財産だったと思います」


−福岡ソフトバンクホークスとしての目標はここではないと思います。


CS突破、そして去年のリベンジ、日本一奪還というのがあると思います。


そこに向けて熱い意気込みを最後にお願いします。


「はい。昨年、日本一には届かずね。非常にオフにやっぱり悔しい思いをしたんで、今日まではリーグ優勝のことしか頭になかったんですが、ここから切り替えてね、いかに日本一を取るかということに頭を切り替えて、また明日から取り組みたいと思います」

    ニュース設定