<西武1−4ソフトバンク>◇27日◇ベルーナドーム
ソフトバンク栗原陵矢内野手(29)が3戦連続の決勝打で連覇を決定づけた。「このチャンスを絶対に生かそうと集中していました」。1−1の5回1死一、二塁。カウント1ボールからの2球目、西武高橋の真ん中高めに浮いたフォークを強振した。中堅フェンス直撃の勝ち越し2点適時打。「しっかり自分のバッティングができた」。失投を逃さず、ひと振りで決めた。
勝負の9月で、その存在感は際立った。月間打率3割8分8厘、2本塁打、16打点。右脇腹痛で8月末に1軍復帰した際に、小久保監督から「おいしいところを持っていけ」指令を受け、見事にバットで応えた。「監督のひと言で、自分の覚悟も決まりました。ほんとうにありがたい気持ちでいます。最後グラウンドに立てていたことはうれしいです」と振り返った。今季は開幕1軍も断念し、ケガに苦しんだ背番号24が最後はV戦線を引っ張った。
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