<ロッテ0−2日本ハム>◇27日◇ZOZOマリン
日本ハムの9年連続V逸が決まった。ロッテ戦は達孝太投手(21)のプロ初完封で勝利したが、マジック1としていたソフトバンクも勝ち、逆転優勝の望みを絶たれた。
就任4年目の新庄剛志監督(53)は、豊富な先発陣と強力な海賊打線を擁して前半戦を1位で折り返したが、7月末に昨季王者に追い越され、2年連続の2位が確定した。10月11日から本拠地エスコンフィールドで3位オリックスを迎え撃つ、CSファーストSを勝ち上がり、ファイナルSでやり返す。
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達が悪夢に打ち勝ち、プロ初の完封勝利を飾った。8回を投げ終わり、ベンチで新庄監督から握手を求められた。「(手を)出されたんで『もう終わりかー』と思ってしなかったんですけど、(新庄監督から)『いや、パワーあげる』って言われたので、しました(笑い)」。9回は9球で3者凡退。自己最多125球を投げ、6安打無失点で8勝目(2敗)を挙げた。
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4日のロッテ戦で7勝目を挙げから、12日西武戦は7回2失点で黒星。前回登板の20日ロッテ戦も5回7安打4失点で勝てなかった。「野球のことを考えない、考えない、みたいな(笑い)。そんな感じだったっす」。その意識が裏目に出て「夢に出てきた。打たれる夢。最悪っすよ(笑い)。打たれたら、起きるんすよ」。眠れない夜を乗り越え、約2週間ぶりの勝利をつかんだ。
新人王候補としても大きな印象度となる完封勝利。新庄監督は「新人王って1年に1回しかない。1人しか取れないんで。(最終戦の)10月4日の登板は投手コーチと話します」と、CSも見据えながら、次回登板を検討していく。
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