レヴァークーゼンがザンクトパウリに競り勝った[写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第5節が27日に行われ、ザンクトパウリとレヴァークーゼンが対戦した。
日本代表MF藤田譲瑠チマを擁するザンクトパウリは、ブンデス昇格初年度の昨季は14位でフィニッシュ。前節のシュトゥットガルト戦では0−2と対戦を喫したものの、ここまで5位と上々の滑り出しを見せている。一方のレヴァークーゼンは今夏、エリック・テン・ハフ監督を迎え入れたがわずか公式戦3試合の指揮で解任。カスパー・ヒュルマンド新監督の下では公式戦2勝2分と持ち直しつつある。
藤田が先発出場を果たした試合は、ホームのザンクトパウリが11分にチャンスを作り出す。右サイドを崩し切り、アンドレアス・ホウントンジがシュートを放つもレヴァークーゼンDFのブロックされる。その後もマティアス・ペレイラ・ラージェがミドルシュートを打つなど、積極的な姿勢を見せる。藤田は中盤で積極的にボールを受け、試合をコントロールしていく。
対するレヴァークーゼンは、25分にセットプレーから先制点を挙げる。アレハンドロ・グリマルドのクロスからボールがもつれるとエドモン・タプソバが押し込んだ。すると、ザンクトパウリはすぐさまCKから同点に追いつく。GKマルク・フレッケンがキャッチできずにいると、ハウケ・ヴァールがバックステップを踏みながら右足で決めた。
後半に入り57分、レヴァークーゼンが再び1歩前に出る。左サイドを途中出場のエルネスト・ポクが抜け出し、勝ち越しゴールを決める。反撃を試みるザンクトパウリは敵陣でボールを奪取し、藤田にパス。藤田はシュートを放つも惜しくも枠の左に外れてしまう。
ザンクトパウリは80分、藤田に代えてコナー・メトカーフを投入。藤田は攻撃のリズムを作り出し、シュートする場面も訪れたが、得点機演出とはならなかった。その後もスコアは動かず、1−2で終了。レヴァークーゼンが敵地で勝利を収めた。
次戦、ザンクトパウリは4日にブレーメンと対戦。レヴァークーゼンは1日にUEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節でPSV(オランダ)と対戦した後、4日にウニオン・ベルリンと戦う。
【スコア】
ザンクトパウリ 1−2 レヴァークーゼン
【得点者】
0−1 25分 エドモン・タプソバ(レヴァークーゼン)
1−1 32分 ハウケ・ヴァール(ザンクトパウリ)
1−2 57分 エルネスト・ポク(レヴァークーゼン)