【西武】3軍は全66試合終了しオフへ 育成1位冨士ら結果出し着実に2軍へとステップアップ中

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2025年09月29日 12:48  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

冨士大和(2025年6月撮影)

西武3軍は30日、今季の対外試合日程を終了した。独立リーグ球団や社会人野球チーム、大学、NPB3軍などを相手に66試合(非公開試合は除く)を戦い、41勝17敗8分けだった。昨年のように故障者続出による試合中止もなく、1年間を終えた。


球団公式サイトに掲出された各試合のスコアシートを全て集計すると、チーム防御率は2・26だった。


育成ドラフト1位の変則左腕、冨士大和投手(19)は4勝1敗、防御率0・78と圧倒的な数字を残し、2軍へステップアップ。同じく育成左腕の川下将勲投手(20)や佐藤爽投手(22)の安定感も目立った。


病気からの復活を目指す森脇亮介投手(33)も今季は3軍が主戦場に。25試合に登板し防御率は2・30だった。


打者の成績を集計するとチーム打率は2割6分4厘。最多出場は育成ドラフト6位の福尾遥真内野手(19)で60試合で215打席に立ち、打率2割9分だった。同育成7位のオケム外野手(19)は55試合に出場し、19盗塁が何より目立つ。


ドラフト1位の斎藤大翔内野手(18)は3月の試合開始当初、遊撃での失策が何試合も続いたが、徐々に改善。夏場以降は2軍に昇格し、最後は1軍でも起用されるなど徐々にステップアップした。育成3年目の野村和輝内野手(22)も夏場以降、グッと力を伸ばしている。


また3軍は8月には初の試みとして、北海道・美唄市で2週間の夏合宿を行った。【金子真仁】

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