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「ジゼル・アラン」などの作品で知られる漫画家・笠井スイさんが9月12日に逝去。親族らが故人のX(Twitter)にて28日に報告しています。
親族が生前の故人へのサポートに感謝するコメントを残したほか、笠井さんのパートナー・沖乃青さんも投稿用プラットドーム「note」のアカウントで、同日付の追悼コメントを発表。
「いつまでも隣に居てくれると思っていた大事な人が、旅立ってしまいました」と悲しみをにじませ、「ずっと私に温かい愛情をくれて、一緒にそばにいてくれて、大好きな人」「人に優しくしあいたいと言っていた大事な人」「強く、時に弱く、その内面は私よりもずっと大人に見えるのに子どもみたいな顔も持っていました」と人柄に言及しつつ、その物語に「いつも心を震わせてくれました」とコメントしていました。
また、「ジゼル・アラン」を掲載していた『Fellows!』の後継誌『ハルタ』の公式Xもメッセージを発信。「笠井さんは休載中もずっと続きを描こうとしてくれていました。その思いを知るだけに、本当に残念でなりません」とその逝去を悼み、復帰に向けて描き続け完成間近だったという同作番外編は“皆様に読んでいただける形”にして届けるとしていました。
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笠井さんは2008年に『Fellows!』掲載の「花の森の魔女さん」で漫画家デビュー。2009年には「ジゼル・アラン」を連載し、5巻まで刊行するものの、2014年には病気療養を理由として連載休止としていました。
休止発表後もSNSの更新を続けており、“復帰を目指してよたよた活動中”としつつ、療養中の近況を報告。2025年2月には個展「私家版鳥類図鑑」を開催したほか、たびたび以前よりは快方に向かっている旨の投稿を行い、6月末には「作業はしてるんじゃよ。早くお見せできるところまで行きたいが予定は未定なんじゃ」と“新作発表”も示唆していました。
しかし亡くなる約1週間前の9月2日、しばらく続く不調を明かした上で、「やだなーと思いつつ諦めて仕事量の調整。しかたない。付き合う、乗りこなすしかない。がっかりしすぎない」と吐露していました。
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