昨年9月29日に老衰のため90歳で亡くなった、アニメ「ドラえもん」のドラえもん役で知られた声優で俳優の大山のぶ代さんをしのぶ会が29日、都内で開かれた。
囲み取材に応じた俳優毒蝮三太夫(89)は「はっきり言って、大山のぶ代が施設に入ってから1回も会っていない。10年以上会っていない。担当マネジャーが『行っても分からないから』と。元気な時の大山のぶ代がずっと目に残っていて」と振り返った。
毒蝮は大山さんの結婚式の司会を務めるなど長年に渡って親交が深く、しのぶ会の発起人でもあった。
当時の大山さんを「絶大に俺に影響を与えたお姉さん。俺が毒蝮なら向こうはハブだね。ものを良く知っていた」と表現。「戦争の話、空襲の話、今生きていたらたくさんしゃべりたかっただろうし、しゃべってもらいたかった」と惜しんだ。さらに「人生を楽しもうとする演出、料理もうまいし、多才な女性でしたね」と懐かしんだ。
大山さんの人間としての魅力を聞かれると「面倒見が良い」とあげた。「女性にモテた。男性的なDNAがあったんじゃないかな」とも回顧した。
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晩年は会えていなかったことから「もっと話しておけばよかった、もっと聞いておけばよかった、悔いばっかり残る」と悔やむ様子も見せた。
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