


そのママは「親が安全を考えて対策したんだってわかれば、自分が大事にされてるって感じてくれるんじゃないかと思うんです」と、話してくれました。その堂々とした姿を見て、自分の浅はかさが恥ずかしくなりました。


私はこの日からスズカにハーネスをつけるようにしました。

その後、気持ちに余裕ができたことで、一緒に遊んで迷惑をかけてしまった友人のミカに謝罪することができました。それから月日は流れ、スズカは中学生になりました。

どうしてハーネスをつけたくなかったのかというと、みんながつけていないからです。見下されているようにも思ったし、道具に頼らないとダメな親だと思われているようにも思いました。あの老夫婦が言うように「動物につけるものだ」という印象も強くありました。
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手を尽くしているからこそ、ハーネスを使った。そう胸を張って生きていこうと思います。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・魚師 編集・横内みか