ミドルレンジ以下のモデルをカバーするSamsung ElectronicsのGalaxy Aシリーズは、全モデルが毎年入れ替わっていますが、2026年向けとなる1桁数字が「7」のモデル、「Galaxy A17 5G」が欧州やアジア各国で出回り始めています。
スペックが低いことから、日本に投入予定は無いと考えられますが、海外では手軽に買えるモデルとして、日用品感覚でGalaxy Aシリーズの0番台や10番台を手にする人が結構います。
中国メーカーのスマートフォンはハイエンド、ミドルレンジ、エントリー、さらにはゲーミングモデルなど、さまざまなバリエーションがあり、外観デザインも多彩です。
一方、Samsung ElectronicsはGalaxy AシリーズとGalaxy Sシリーズの無印モデル(S25、S25+など)の背面にカメラを縦に並べる共通したデザインを取り入れています。ただし、Galaxy A17 5Gはカメラ全体に枠が付き、やや異なる印象を受けます。
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Galaxy A17 5Gの前モデルは「Galaxy A16 5G」が該当します。ディスプレイ、トリプルカメラ、インカメラ、バッテリー容量とほぼスペックは同じです。代り映えがしないのですが、それでも毎年マイナーチェンジを繰り返すことで、エントリーモデルを求めるユーザーを飽きさせないようにしていると考えられます。
しかし、本体の厚みは約0.4mm、重量は約8g、それぞれ小型軽量化されました。スマートフォンは軽ければ軽いほど持ちやすいですから、この小さな改良は実は大きな進化だと筆者は感じます。
実際に台北のSamsungストアで2つのモデルを触ってみたのですが、Galaxy A17 5Gの方が明らかに持ちやすいです。
カメラは約5000万画素の広角と約500万画素の超広角、約200万画素のマクロを搭載しています。なお、2025年モデルでは1つ上のモデル、「Galaxy A26 5G」は超広角が約800万画素に上がります。そして「Galaxy A36 5G」はマクロが約500万画素と、少しずつ性能が上がっていきます。
なお、エントリークラスの性能ですが、3.5mmヘッドフォン端子はありません。このあたりは中国メーカーより割り切った設計です。最下位モデルの「Galaxy A07」にはヘッドフォン端子あり。こちらは1万円台で買える4Gモデルでもあり、Samsungとしてもヘッドフォン端子を100%無くしているわけではありません。
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