
じわじわと価格が上がり続けているコーヒー。少しでも安く提供しようと努力する店もあるなか、“マンモス級”に大きくて安いコーヒー店がいま注目を集めているようです。
早稲田大学の近くにある喫茶店「ぷらんたん」。創業75年のレトロな雰囲気で学生たちが足繁く通う人気店です。こちらの名物は…
常連客
「自分、苦めの方が好きなんですよ。それがガシってきて」
豆からこだわった自家焙煎のコーヒーです。ただ、このコーヒーをめぐり困ったことが…
喫茶 ぷらんたん 4代目店主 前田広喜さん
「はっきり言って3倍ですね。1キロあたりの値段が3倍にもなってる」
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コーヒー豆の価格高騰。コーヒー豆が生産される南米での干ばつや歴史的な円安などが重なり、「ぷらんたん」での仕入れ値はこの5年間でおよそ3倍に。
それに伴い5年前はコーヒー1杯370円で提供していましたが、少しずつ値上げをし、今年の春には450円から490円になったのです。
喫茶 ぷらんたん 4代目店主 前田広喜さん
「500円の壁っていうのがある。比較的他の地域に比べると安いと思う。そうしないとこちらも食べていけないんで」
学生のためにも500円を超えない価格で提供を続ける店主の努力に、常連客は…
常連客
「場所代というのを考えたら、コーヒー1杯頼むだけで2〜3時間居られるわけですし、そしたら全然安い方かなって思います」
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一方こちらはオフィス街、東京・虎ノ門。今年、韓国から日本に初上陸したコーヒー店が人気を集めています。
その名も「マンモスコーヒー」。S・M・Lのサイズがあるのですが、Lサイズはどーん!と940ミリリットル!まさに“マンモス級”の大きさです。
さらに驚くべきはそのお値段!この大きさでなんとLサイズが400円なんです!
カフェラテLを購入
「思った以上に大きくて驚いています。飲みきれるかな?って…」
一体なぜ、時代に逆行したお得な価格設定になっているのでしょうか?
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マンモスコーヒージャパン 金根佑 代表
「セルフレジ、モバイルオーダー、席を持たない設計によって余分な作業を省き、効率かつコストダウンに繋がる運営をしています」
人件費や余分なコストを徹底的に削減することで、ここまで安く提供することを可能にしたと言います。
お客さん
「かなりお得だなと思うので、ちょっと通っちゃいそうです」
「ありがたいですよね。ありがたいに尽きるね。明日も来ます」