アトレティコに上昇の兆し、M・ジョレンテは“継続の成果”を強調「何かが変わったわけではないが…」

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2025年09月30日 22:10  サッカーキング

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シメオネ監督の下、M・ジョレンテは右SBで絶対的な立ち位置を確立 [写真]=Getty Images
 アトレティコ・マドリードは30日、チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節で日本代表MF堂安律が所属するフランクフルトをホームに迎える。同試合前日の29日、アトレティコ・マドリードに所属する元スペイン代表MFマルコス・ジョレンテが前日会見に出席し、現在のチームの雰囲気を明かした。スペインメディア『アス』が前日会見の様子を伝えている。

 アトレティコ・マドリードは今夏の移籍市場において大型補強を敢行し、ラ・リーガの“2強”を切り崩す存在として下馬評も高かったが、ラ・リーガ開幕から3試合未勝利に陥るなど、苦しいスタートとなった。それでも、24日に行われたラ・リーガ第6節ラージョ・バジェカーノ戦(○3−2)で今季2度目の白星を手にすると、27日には“宿敵”レアル・マドリードとのダービーマッチを5−2の大勝で飾り、今季初の連勝を成し遂げている。

 想定外の苦戦を強いられたシーズン開幕直後と、現在を比較して、M・ジョレンテは「特に何かが変わったわけではない」と口にする。ただし、選手自身の心境には変化が生まれているらしく、「正直に言うと、素晴らしいレベルでスタートしたとは思っていない。確かに開幕直後は苦しかったが、今は楽しめるレベルにまで達していると感じるよ。心地よく、気分も良く、自信もあるので、良い試合ができる」と話した。

 また、シーズンを通して成功を掴むための鍵については、「先日に示したような勝利への意欲。それが前進への道だ」と主張。「素晴らしい試合ができた。90分間ずっと集中力を保った上でね。チームは前へ進むために懸命に取り組んでいるところだし、シーズン序盤は不安もあったが、努力を続け、結果が出た。嬉しく思っているよ」とマドリード・ダービーを振り返ると、開幕直後に向けられた懐疑的な視線も、今は払拭できているとの考えを明かした。

「自分たちのことを信じられていなかったならば、マドリード・ダービーのような試合はできなかっただろう。信じていなかった人々に対しても、野心と情熱を持って、優秀な選手たちに囲まれ、懸命に努力すれば、必ず成果を出せるということを、あの試合を経て証明できたはずだ。新加入選手も順調に適応しているし、変化はあるけれども、僕らは力を合わせ、この困難を乗り越えていく。きっとすべてうまくいくよ」

 また、ディエゴ・シメオネ監督の下で右サイドバックにコンバートされ、30歳を迎えた現在も進化を続けるM・ジョレンテに対しては、昨年6月以来となるスペイン代表復帰待望論も浮上している。だが、M・ジョレンテは「誰が代表に値するのかを議論するのは、僕の仕事ではない。クラブのために、監督のために、そしてチームメイトのために仕事をしているだけだ。僕自身のコンディションは良いけれども、代表チームも心配するような状況ではないからね」と話すにとどめた。

 アトレティコ・マドリードが本拠地『エスタディオ・メトロポリターノ』にフランクフルトを迎えるゲームは、日本時間で30日の28:00(10月1日の4:00)にキックオフ予定だ。


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