モドリッチはナポリとの“首位決戦”にもフル出場 [写真]=Getty Images ミランに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、ここまで行われたセリエAの5試合で、圧巻のスタッツを叩き出している。
ミランは今季セリエA開幕戦のクレモネーゼ戦を1−2で落としたものの、以降は3連勝と並に乗っており、28日には今季のセリエAで唯一の開幕4連勝を飾っていたナポリを本拠地『サン・シーロ』に迎えた。試合は序盤の3分にベルギー代表MFアレクシス・サーレマーケルスが先手を取ると、31分にはアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチが追加点を奪い、ミランが一気に前に出る。後半立ち上がりの57分には、エクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャンにレッドカードが提示され、数的不利に陥ったが、このプレーで与えたPKをベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネに決められた以上の追撃は許さず、2−1でタイムアップ。ナポリに初めて土をつけ、セリエAで4連勝を飾ったミランが、リーグテーブルの首位に浮上した。
そんな好調のミランにおいて、ひときわ眩い輝きを放っている選手がモドリッチだ。2024−25シーズン限りで13年間を過ごしたレアル・マドリードに別れを告げ、今夏にミランへ完全移籍加入したモドリッチは、ここまで行われたセリエAの全5試合に先発出場。40歳となった現在も、錆びつくことのない技術とハードワーク、そして卓越した戦術眼を武器に、マッシミリアーノ・アッレグリ新監督が率いるチームの中心選手に君臨している。
そんなモドリッチが、セリエAの開幕5試合で驚異的なスタッツを記録した。データサイト『Opta』によると、モドリッチはここまで行われたセリエAの5試合において、300本のパス成功数、169本の相手陣内でのパス成功数、46本のラインブレイクパス、31回のポゼッション獲得数(※流れの中でのボール奪取回数)、10回のインターセプト数を記録。これら5項目は、現在のセリエAで1位の数字となっている。
レアル・マドリードに数々のタイトルをもたらし、クロアチア代表としても未だに躍動を続けるモドリッチは、今夏に加入したミランでも、早くも圧倒的な存在感を示している。
【ハイライト動画】ミラン、ナポリとの激闘を制し首位浮上