セットプレー守備の言及したスロット監督[写真]=Getty Images リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、セットプレー守備の改善を求めた。30日、イギリス紙『ガーディアン』が同監督のコメントを伝えている。
リヴァプールは27日に行われたプレミアリーグ第6節でクリスタル・パレスと対戦。開始9分にCKからイスマイラ・サールに先制点を奪われると、87分に途中出場のフェデリコ・キエーザが値千金の同点弾を決める。しかし、後半アディショナルタイム、ロングスローの流れからエディー・エンケティアに勝ち越し弾を許し、1−2で敗戦を喫した。
リヴァプールは今シーズン、リーグ戦で5連勝と好スタートを切っていたが、リーグ戦初黒星を記録し、6試合で7失点目を許すことになった。スロット監督はセットプレー時の守備を改善する余地があると考えている。「昨シーズンの我々の強みの一つは、相手チームを自陣から遠ざけたことで、それはDFだけのおかげではない。11人の選手が信じられないほどハードワークしたおかげで、ほとんど失点しなかったんだ」と語り、自陣でセットプレーを与えない重要性を語っている。
また、試合の中での重要度の増すセットプレーについては「今シーズンも選手はハードワークをしているが、セットプレーの存在は時としてそれだけで試合を物語ることがある」とコメント。「我々は今後数カ月の試合で、セットプレーから失点しないことを証明しなければならない。これは間違いなく改善しなければならないことだ。プレミアリーグではセットプレーで、勝つチームと負けるチームがあるんだ」と続けた。
さらに指揮官は「セットプレーがますます主流になっている。特にプレミアリーグではそうだ。GKを攻撃し、触ってもファウルにならないなど、さまざまなプレーができるからだ。ガラタサライもセットプレーが強いのを知っているが、我々もチャンピオンズリーグの直近の試合ではフィルジル(ファン・ダイク)のセットプレーで勝利している」と見解を述べている。