8回途中1失点と好投したタイガースのタリク・スクバル(写真=GettyImages)● ガーディアンズ 1−2 タイガース ○
<現地時間9月30日 プログレッシブ・フィールド>
アメリカン・リーグ中地区王者のクリーブランド・ガーディアンズ、ワイルドカード3番手のデトロイト・タイガースによるワイルドカードシリーズが開幕。第1戦はタイガースが勝利し、シリーズ突破に王手をかけた。
中地区の上位対決となったワイルドカードシリーズ初戦。タイガースとしては昨季の地区シリーズで敗れ、今季の地区優勝を譲ったライバルとの再戦となった。初回、二死から3番ケリー・カーペンターが右前安打を放つと、相手の失策が絡んで二死二塁とチャンス。4番スペンサー・トーケルソンが左前適時打を運んで1点を先制した。
先制点を持ってマウンドに上がったエース左腕タリク・スクバルは2番マルティネス、3番ラミレスを連続三振に仕留めて三者凡退の立ち上がり。4回裏に不運な適時内野安打で同点に追い付かれたが、5回裏は2三振を奪いながら三者凡退。6回裏にも2番マルティネス、4番ロドリゲスを三振に斬って好打順を封じ、打線の援護を待った。
打線が7回表にスクイズで1点を勝ち越すと、スクバルは7回裏に最速101.2マイル(約162.9キロ)を叩き出すなど、ギアを上げて3者連続三振。レギュラーシーズン最終登板で黒星を喫したガーディアンズ打線を7回まで13奪三振、1失点と圧倒した。
スクバルは8回裏に二死二塁とピンチを作って降板するも、右腕ウィル・ベストが代打ネイラーを一ゴロに抑えて火消しに成功。回を跨いだベストは9回裏に無死三塁と同点の走者を背負ったが、後続3人を打ち取ってリードを守り抜いた。