DMMとインターネットイニシアティブ(IIJ)は10月1日、個人向けのモバイルサービス「DMMモバイル Plus Powered by IIJ」の販売を始めた。利用者は2GBから55GBまでの8種類の容量プランから選べ、月額850円からの手ごろな料金で契約できる。
通信回線はドコモ網とau網から選択可能で、余ったデータは翌月に繰り越せるほか、最大10回線までデータ容量をシェアできるため、家族や複数端末での利用にも向いている。
DMM限定のオプションもあり、DMMポイント500ポイントとデータ容量500MBを500円(非課税)でセット購入できる。スマートフォンのメイン回線だけでなく、タブレットやPC、ルーター用のサブ回線としても快適に利用できるという。
SIMは抜き差しが可能なnanoSIMや取り出し不可のeSIMに対応する。日本国内の「iPhone 17」シリーズ3機種と「iPhone Air」はSIMの取り出しができない代わりにeSIMのみに対応する仕様だ。DMMモバイル Plus Powered by IIJにおける動作確認についてはIIJ広報部に問い合わせており、回答があり次第追記を行う予定だ。
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2025年10月1日12時45分追記
IIJ広報によると、iPhoneの動作確認はIIJ側で実施しており、DMMモバイル Plus Powered by IIJのユーザーはeSIM対応のiPhone 17シリーズ3機種とiPhone Airを利用できるという。
販売開始を記念したキャンペーンとして、12月31日までに専用サイトから申し込んだ利用者を対象に、抽選で20人にDMMポイント3000ポイントを進呈する。応募者は自動的に抽選対象となる。
DMMは総合サービスサイトを通じて多岐にわたる事業を展開してきた。会員数は5000万人を超え、動画配信や電子書籍などのエンタメ分野に加え、3DプリントやEV充電といったハードウェア事業にも参入している。近年はAIやサブスクリプション事業にも力を入れ、マルチエンタメ・プラットフォームの実現を掲げている。今回のIIJとの連携による新モバイルサービスは、その中核を担う通信分野の拡充と位置付けられている。
IIJはこれまで培ってきた通信技術を生かし、安定した回線サービスを提供する。DMMとの協業により、エンタメと通信を組み合わせた新しい形のサービスを打ち出すことで、多様なユーザー層の取り込みを狙う。両社は今後も、利用者のニーズに合わせて柔軟に拡張できるサービス展開を進めていくとしている。
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NHK ONE サービス開始もトラブル(写真:ITmedia Mobile)48
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