
東京・荒川区で洋服店を経営する高齢の女性に「屋根のトタンが剥がれている」などとウソを言い、現金をだまし取ったとして30歳の男2人が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、いずれも職業不詳の久手堅明容疑者(30)と飯塚洸希容疑者(30)です。
2人は去年8月上旬から9月下旬までの間、東京・荒川区の洋服店を訪れ、経営者の高齢の女性(70代)に「屋根のトタンが剥がれている。雨漏りする」「このままではお店の屋根が傾いて潰れます」などとウソを言い、工事手数料などとして4回にわたりあわせて312万6000円をだまし取った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、女性が「屋根を補修したのに雨漏りする」などと近所の人に話したところ、「リフォーム詐欺ではないか」と指摘されたため、去年11月に警視庁に相談したことで事件が発覚。
警視庁が捜査の過程で専門家に屋根を見てもらったところ、工事した痕が一切なかったということです。
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警視庁は2人の認否を明らかにしていませんが、自宅を家宅捜索するなどして余罪についても調べています。