ベンフィカ戦で退場となったジョアン・ペドロ [写真]=Getty Images チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、またしても退場者が出たことに言及した。イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節が9月30日に行われ、チェルシーはベンフィカと対戦。18分にアレハンドロ・ガルナチョの折り返しが、リチャルド・リオスのオウンゴールを誘い、これが決勝点となり、1−0で今季CL初白星を飾った。
しかし、この試合でも90分に後半途中から出場していたFWジョアン・ペドロがハイキックにより、2枚目のイエローカードで退場となってしまい、9月20日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦で開始5分でGKロベルト・サンチェスが、同27日に行われたブライトン戦では53分にDFトレヴォ・チャロバーが、それぞれ決定機阻止で一発退場となったことに続いて、直近の公式戦4試合で3人目の退場者となってしまった。
直近の公式戦25試合で5敗を喫しているチェルシーだが、そのうちの4試合で退場者が出ており、レッドカードの多さが懸念点として挙げられているなか、再びJ・ペドロが退場となったことでまたその問題が露呈することになった。
再び退場者を出したことにマレスカ監督は「少なくとも、レッドカードが出ても試合に勝つ方法を学んだ。これが初めてのことだからね」と冗談交じりに語りながら、「おっしゃる通り、残念ながらまたレッドカードが出てしまった。これは避けなければならないことだ」と強調した。
なお、選手たちにレッドカードを避けるようには伝えているのかと聞かれたマレスカ監督は「私は(選手たちと)1対1でミーティングをすることが好きだ。(昨季のニコラス・ジャクソンが退場した)ニューカッスル戦とフレメンゴ戦のレッドカードは悪い行動に対するものだったと思う」と振り返りつつ、次のように続けた。
「サンチェスのレッドカードは悪い振る舞いではなく、ゴールを守りたかったからだ。チャロバーも同様にゴールを守りたかったからだ。そして、今日の2枚目のイエローカードはジョアンは相手選手に触れていなかったけれど、動的なプレーが危険だったことによるものだと思う。だから、私個人としては何の懸念も問題もない」
「例えば試合開始2、3分でロベルトが受けたようなものは別の理由で避けるべきだったと思う。先日のブライトン戦でも50分に失点したり、チャンスを与える方が11対11の状況で40分を戦うことができるので、良い結果になることもある。個人的に終盤のものは何の問題もない」
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