写真 こんにちは! ヘアメイク歴35年、美容YouTuberのSHOKOです。
例年よりも早く真夏のような暑さがやってきて、残暑日も長く続いています。朝からジリジリと照りつける強い日差しに、「えっ、まだ夏なの!?」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか?
そして、この時期に多く寄せられるのが、こんなお悩み――。
「朝メイクしたのに、お昼にはテカテカ……」
「なんだか最近、シミが濃くなってきた気がする…」
「日焼け止め塗ってるのに、なぜか焼けてる!?」
そう、「ベースメイク問題」です!
今回は、そんな40代以上の女性に向けて、「シミを作らせない」「メイクが崩れない」をテーマにしたベースメイク術をご紹介します。今日からすぐに取り入れられるケアの工夫を、STEPごとに分かりやすくお伝えしますね。
◆【STEP1】化粧水は“3回重ね”が基本!
夏のダメージを受けた肌は乾燥しやすく、皮脂の過剰分泌につながることも。その原因は、実は水分不足。だからこそ、朝のスキンケアで「しっかり潤す」ことが超重要です!
・化粧水は最低3回、手のひらで重ねてなじませる
・首、デコルテ、耳の裏まで丁寧にケア
・重ね塗りしやすい、さっぱりタイプを選んで
しっかり潤った肌は、ベースメイクのノリもよく、日中のテカリ・崩れがグッと減りますよ。
◆【STEP2】“できやすい場所”に美白クリームをオン!
シミができやすいゾーンは決まっています。たとえば——
・目のまわり
・頬骨の高い部分
・乾燥しやすい口元
ここに、美白成分入りの美容液やクリームを“指の腹”でトントンとやさしくなじませるのがコツ。こすらず「置くように」つけることで、肌への負担を最小限にできます。
◆【STEP3】保湿クリームで顔全体を整えつつ、引き上げ!
べたつかず、でもしっかり潤う“さっぱり保湿系”のクリームを顔全体に塗布。その際、フェイスラインに沿ってリンパを流すようにマッサージをすると、顔全体がキュッと引き締まり、血色もアップ!
「朝マッサージなんて無理〜」という方も、ほんの1〜2分やるだけで顔の印象が変わるので、ぜひ試してみてくださいね。
◆【STEP4】日焼け止めは“首の後ろ”までが正解
美白ケアを頑張っても、紫外線対策が甘いと元も子もありません。
特に意識してほしいのが、
・両頬+鼻の“美の三角ゾーン”
・首、耳の裏、首の後ろ
このあたりは汗で落ちやすく、つい塗り忘れがち。でもここに差が出るんです。10年後、顔と首の色が違う…なんてことにならないためにも、しっかりガードを!
◆【STEP5】ベースメイクは“肌と生活環境”で選ぶ
ベースメイクは、「どんな肌質か?」「どういう場所で過ごすことが多いか?」に合わせてアイテムを選ぶのが鉄則!
・冷房の効いた室内中心→ 保湿力重視の下地やファンデ
・外で汗をかくお仕事→ 皮脂・汗に強いウォータープルーフ系を
さらに、メラニン生成を抑える美容液成分入りのベースを選べば、「メイクしながらシミケア」もできて一石二鳥です◎
◆【STEP6】ファンデは“薄づき&ポイント使い”が◎
夏から秋口は、とにかくメイクが崩れやすい季節。そこでおすすめなのが「薄づきで気になる部分だけカバー」する方法。
たとえば――。
・クマやゴルゴ線など、影が出やすいところにだけ
・ファンデを指の腹でトントンとなじませて。コンシーラーを使わず、ファンデだけで自然に仕上げるのが“崩れにくさ”のポイントです。
◆【STEP7】仕上げは“ミルフィーユUV対策”でW効果
最後の仕上げに、UV効果のあるチークやパウダーをふんわり重ねておきましょう。
こうすることで、
・UVカット効果の重ね塗りができる
・メイクが崩れてもキレイに見える
という2つの効果が得られます。
“ミルフィーユ構造”で、紫外線も崩れも怖くない仕上がりに♪
◆10年後の肌のために、今できることを
夏から秋にかけてのベースメイクで一番大切なのは、「シミを作らせないこと」。
そのために今日からできることは、
・朝のスキンケアでしっかり潤す
・シミができやすい場所に集中美白ケア
・UV対策は“首の後ろ・耳の裏”まで抜かりなく
・自分の生活に合ったベースメイクを選ぶ
・チーク&パウダーでUVを重ねて守る
“崩れても汚く見えない”設計こそが、メイク成功のカギ!
10年後の肌に「ありがとう」と言われるために、今日から“守りながら魅せる”メイク、始めてみませんか?
<文/SHOKO>
【SHOKO】
ヘアメイクアップアーティストとして1994年より雑誌のビューティー企画や広告・CM・舞台・TVで活躍。50歳から始めたYouTubeチャンネル「SHOKO美チャンネル」では、スキンケア・メイクアップ・エイジングケアなどについて発信。 著書に『1秒で惹きつける人になる 読むだけで「最高の自分!」大人の美容BOOK』(KADOKAWA)