全日空、定年65歳に引き上げへ=27年度から、最大で年収の9割維持

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2025年10月01日 17:02  時事通信社

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時事通信社

全日空の機体に描かれたロゴマーク=東京・羽田空港
 全日本空輸は1日までに、2027年4月から定年を65歳に引き上げる方針を労働組合に提案した。今後労使間で協議を進め、妥結すれば新制度を導入する。専門性の高いシニア社員が安心感を持って働ける環境を整え、若手への技術伝承を促す狙い。客室乗務員やパイロットなど全社員が対象となる。

 現在、60歳以降は1年ごとに再雇用契約を結び、65歳まで嘱託社員として勤務できるが、年収は59歳時点の6〜8割程度に下がる。新たな制度では、役割や業務が限られる正社員としての雇用となるため、パイロットや整備士など、国家資格を持ち専門性の高い社員であれば、約9割の年収を維持できる。

 27年度の対象者は約1500人で、人件費は年間で数十億円増えると見込んでいる。 

このニュースに関するつぶやき

  • もう直ぐ、AIによる全自動の旅客機が空を飛ぶから、それまでの繋ぎだね。
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