阪神は1日、森木大智投手(22)と来季の契約を結ばないことを発表した。
高卒4年目の今季はウエスタン・リーグ14試合に登板し、防御率13・81で白星はなかった。この日甲子園に訪れた森木は「本当に4年間、結果が出なかったので。それが1番かなと思っています」と唇をかんだ。
高知高から21年ドラフト1位で阪神に入団。鳴り物入りで入団した右腕は、ルーキーイヤーの22年から1軍戦2試合に先発を果たした。しかし2年目以降は1軍が遠のき、昨オフに育成契約を締結。再び支配下返り咲きを目指した1年だったが、タテジマで2ケタ背番号への復帰はかなわなかった。
今回の通告に関しては「ある程度予測はしていた」。今後は現役続行の道を模索していく方針で、トライアウトについても「前向きに検討はしています」と明かした。「もちろん現役はまだまだ若いので続けたいと思っていますし、僕の中で消化しきれていない自分の目標だったりもあるので。それに向けて、前を向いて頑張ろうと思います」。
下を向くことなく、キッパリと話した。前向きに次の道を模索する。
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◆森木大智(もりき・だいち)2003年(平15)4月17日、高知県土佐市生まれ。高知中時代は軟式で150キロを計測し、3年春夏に全国制覇。高知高では甲子園出場なし。21年ドラフト1位で阪神入り。22年8月28日中日戦でプロ初登板。同年2試合に先発するも白星なし。昨年11月に育成契約となり、背番号は「20」から「120」に変更された。今季はウエスタン・リーグ14試合に登板し、防御率13・81。184センチ、94キロ。
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