阪神の育成2年目、ホセ・ベタンセス投手(25)の退団が決まった。1日、戦力外通告を受けた。
昨秋の安芸キャンプの紅白戦で161キロを計測。支配下選手契約をたぐり寄せたかに思えたが、その後、アピールできなかった。
「最近ずっと、いろいろな人から『頑張って』『またチャンスがあるから』『頑張って続ければなんとかなる』とメッセージをもらっていた。文化の違いが一番大変だったけど、徐々に慣れてきて、最後は大丈夫だった。いつもみんなに助けてもらって、本当にいいチームだった。次のチャンスのためにしっかり準備していきたい」
阪神が24年1月に初めてドミニカ共和国で現地トライアウトを実施。好素材ながらメジャーへの壁にぶつかっている選手を探し、日本で育てるという試み。その第1号として契約したのがベタンセスと、アンソニー・マルティネス投手(25)だった。
2人は日本の若手選手とともに合宿所で生活。異文化を勉強しながら鍛錬に励んだ。生活態度も野球の取り組みも評価されていたが、あと1歩届かなかった。
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◆ホセ・ベタンセス 1999年10月17日生まれ、ドミニカ共和国出身。セナペック高を経て17年からアストロズ。21年から1A、23年から主に2A。24年1月に阪神が初めてドミニカ共和国で実施したトライアウトをへてマルティネスとともに育成契約。今季は2軍で18試合2勝1敗、防御率5・08。185センチ、101キロ。右投げ右打ち。
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