
中国では1日から「国慶節」にともなう大型連休が始まりました。
人気の海外旅行先1位は日本ですが、日本を楽しむトレンドに変化も起きているようです。
【写真で見る】「アニメの中でここが一番有名」中国からの観光客が向かった下北沢の“聖地”
一人旅の仲間を募る“YES/NOチェックリスト”とは?山形純菜キャスター:
中国では、建国記念日にあたる「国慶節」の大型連休が始まりました。
連休中にはのべ23億人以上が移動すると見込まれていて、初日の1日だけでも3億4000万人もの人が移動したのではないかと言われています。
少し前だと、中国から日本に団体客が来て“爆買い”しているイメージがあったと思いますが、今は“一人旅”が増えているということです。
中国からの一人旅の割合は、10年前(2015年)は16.7%でしたが、2025年4〜6月は26.3%。つまり、4人に1人が一人旅をしているということです(観光庁 インバウンド消費動向調査より)。
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ただ、一人旅といっても、中国SNSには次のような投稿がありました。
「10月7日〜15日、日本旅行します!気が合いそうな仲間を探しています!」
投稿者の希望としては▼美味しいものを食べ一緒に街を散策したい、▼写真・動画撮影OK、▼慌ただしくない旅行がしたいといったものが挙げられています。
実際にこの投稿を見た人から、「13日に京都、14日にUSJはどう?」と提案があり、投稿者も「賛成です!」と、このようにマッチングしていました。
では、友達や家族じゃダメなのでしょうか?
SNSで知り合った人と日本で合流したという30代女性に成田空港で話を聞くと、「結婚・出産した友達も多く、アニメの聖地巡礼をしたがる“リア友”がいない」とのことでした。趣味嗜好が合う方とマッチして旅行したいという方が増えているのだといいます。
ただ、まったく知らない人との旅行は不安ですよね。そこで、次のようなチェックリストが利用されているということです。
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【“旅の仲間”に聞きたいYES/NOチェックリスト】(中国のSNSより)
・昼過ぎまで寝ていても良い?
・別行動はあり?
・目的地まで800m超 タクシー使いたい?
など
ミッツ・マングローブさん:
旅先で同じような趣味を持った人と仲良くなって、そこから長い付き合いになることもあります。そういう人を出発前に募るというのは、今風だなと思います。
山形キャスター:
若者を中心に旅行の情報源はSNSになっていますが、“映え写真”やおすすめの観光地だけでなく、「日本でのマナー」投稿も話題になっています。たとえば…
【日本でのマナー】(中国のSNSより)
・公共交通機関では電話や大声でできるだけ話さない
・お通しは「無料」ではない
・ラーメン店でテーブルのしょう油は餃子用
・ごみの分別が厳しいので注意
ミッツ・マングローブさん:
どの国の人にも、お通しのことを説明するのは本当に難しいです。「頼んでないのに」と言われてしまったら、確かにそうですし。
井上貴博キャスター:
やはり日本独特の文化ですから。
出水麻衣キャスター:
お店の外に、「チャージはいくら」と英語で書いてあることが増えましたよね。
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<プロフィール>
ミッツ・マングローブさん
タレント・歌手
慶應義塾大学法学部卒業 イギリス留学の経験も
ドラァグクイーンとしてデビュー後はタレントや歌手など多彩な活動を行う