<DeNA9−6ヤクルト>◇1日◇横浜
ヤクルトはDeNAに打ち負け、5年ぶりの最下位が確定した。
高津臣吾監督(56)は「(最後に)7連勝目指していたんだけど…こっそりと。(今日は小川、石山の)ベテラン2人がやられちゃったんでね。最後まで勝ちにこだわって、勝負にこだわって。少し楽しみながら頑張りますよ」と受け止めつつ、残り3試合に目を向けた。
先発の小川泰弘投手(35)が5回11安打5失点と乱調だった。初回は1死二塁から佐野に左前適時打で先制点を奪われると、さらに1死二塁から筒香に2ランを浴びるなど立ち上がりからリズムに乗れなかった。同点に追い付いた直後の6回は2番手・石山泰稚投手(37)が佐野に3ランを献上した。
打線は3点を追う2回に4得点を奪って、1度は前に出た。1死満塁からドラフト4位新人の田中陽翔内野手(19=健大高崎)が右翼線への2点適時二塁打で反撃。さらに小川の右犠飛、岩田幸宏外野手(28)の左翼線適時二塁打で一挙4得点を奪った。
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1点を追う6回は代打の鈴木叶捕手(19)が中前適時打。3点を追う7回は1死二塁から北村恵吾内野手(24)が左前適時打でくらいついた。ただ、9失点は重かった。
田中、鈴木叶だけでなく、3年目左腕の坂本拓己(21)がプロ初登板で1回無失点と結果を残した。敗戦の中で、若手のアピールが光った。高津監督は「ピッチャーも投げることができて、若手もヒットを打つこともできたし、残り3試合ですが、非常に楽しみな存在で見ていきたい。今はできないことの方が多いけど、すごくいい経験をしているんじゃないかなと思います」と話した。
この日は相手のDeNAの本拠地最終戦でもあった。試合後のセレモニーでは、退任が決まっている高津監督のリーグ制覇2度の功績をたたえる映像もサプライズで流れた。高津監督は「この球場には意外と思い出がたくさんあって、今日みたいにバカバカ打たれるシーンばかりが頭に浮かぶんだけど(笑い)、最後に何て言うのかな、サプライズをやっていただき、本当に感謝しています。これからCSが始まりますけど、下克上と言っていいのか分からないですけどね。2年連続で、頑張ってほしいなと思いますね。本当に感謝しています」と言った。
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