飲み終わった紅茶のティーバッグや賞味期限が切れた紅茶。普通なら捨ててしまうところですが、ちょっと待ってください。実はキッチンや洗面所の掃除、消臭剤などに活用できるのを知っていますか?
紅茶は弱酸性なので水あかを落としやすく、消臭効果も期待できます。この性質は、使用済みのティーバッグでも賞味期限が切れた紅茶でも変わりません。捨てるはずだったものを活用する、とてもエコな紅茶リサイクルの方法をご紹介します。
掃除や消臭剤に使えると言われても「本当に?」と疑うのが人間のさが。というわけで、実際にシンクの掃除に使ってみました。
使い終わったティーバッグは、熱いのでいったん冷まします。あとはそれでシンクを軽くこするだけ。最後に水で流したら掃除完了です。水あかや汚れを落とすのに効果があったのか、かなりキレイになりました!
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「これは使える!」と思ったので、今度は洗面所の鏡や蛇口も試してみました。こちらは古くなった茶葉から抽出した紅茶を使います。冷ました紅茶をスプレーボトルに移し、鏡や蛇口に噴射。それを乾いた布で拭き取ったら完了です。
結果、自分でも驚くくらいピカピカになりました!
実は紅茶の茶葉には、匂いを吸収してくれる性質があります。まず、使用済みのティーバッグをしっかり乾燥させるか、捨てる予定の茶葉を100円ショップなどで購入できるお茶パックに入れ、輪ゴムでくくります。それを靴箱やクローゼットなどに置いたら、即席の消臭剤の完成です。
実際に作ってみたところ、作り方はとても簡単でした。消臭効果がはたして本当にあるのか、いまから楽しみです! ちなみに、消臭効果の持続期間は使用する場所によりますが、2週間程度を目安に交換すると良いとされます。
ティーバッグの素材には、一般的に紙やポリエステル、ナイロンが使われています。これらはお湯を注いで紅茶を抽出するだけなら問題ありませんが、掃除に耐えるほどの耐久性はありません。そのため掃除に使うと、ティーバッグが破れて茶葉がこぼれる可能性があります。
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さらに、濡れたままのティーバッグを放置すると、雑菌が繁殖する恐れがあります。せっかく掃除をするのに、雑菌がついたティーバッグを使うのは本末転倒。掃除に使用する場合は、飲み終わって冷めたら、すぐ使ったほうがいいでしょう。
このほかにも、紅茶に含まれる成分によっては、色移りする可能性もあります。白い壁紙や床などに使用するのは避け、色移りの心配がないステンレスなどの掃除に使いましょう。
紅茶は生鮮食品のように腐りやすいものでもなく、実際は賞味期限が少し切れても、おいしくいただけます。では、飲めるか飲めないか、つまり掃除用にするかどうかは、どこで判断すればいいのでしょうか。
紅茶の品質は、以下のポイントで見極められます。
香りが少なくなる 紅茶の魅力である芳しい香りは、時間の経過とともに減っていきます。この香りを感じにくくなったら、捨て時と言えるでしょう。
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湿気ってしまった 紅茶の茶葉は、高温多湿を避けて密閉容器で保存することが推奨されています。もし、開封済みの紅茶の茶葉が湿ってくっついていたら、保存状態や時間の経過によって品質が下がった可能性が高いです。
味が変わってしまった 紅茶は一度でも開封すると少しずつ酸化が進み、味も変わってきます。渋みを強く感じたり、変な味がしたりと味の違いを感じたら、茶葉が古くなった証拠です。
飲み終わったティーバッグや、古くて飲めなくなった紅茶は、掃除や消臭剤に有効活用できます。紅茶を飲むことと掃除の習慣をひもづけたら、家もキレイにたもてそうです。紅茶をよく買い、よく飲む人は、ぜひ試してみてください。
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