米Metaは10月1日(現地時間)、AIアシスタント「Meta AI」とユーザーのやり取りを、プラットフォーム上の広告とコンテンツのパーソナライズに利用すると発表した。この変更は12月16日に発効する予定で、Meta AIを提供しているほとんどの地域で順次展開していく考えだ。Meta AIのMAUは10億人以上という(日本ではまだ提供していない)。
実施に先立って、ユーザーには10月7日以降に通知していく。
この取り組みにより、Metaは生成AIとユーザーのやり取りに基づいて、投稿やリールを含むコンテンツや広告のレコメンデーションのパーソナライズを開始する。
具体的には、Meta AIとのテキスト交換や音声チャットなどのやり取りが、ユーザーの関心事を知るためのシグナルとして使われる。例えば、ユーザーがMeta AIとハイキングについてチャットした場合、ハイキングに関連するリールを投稿したり、関連するページに「いいね」を付けたりした場合と同様に、ハイキングに興味があると見なされる可能性がある。その結果、ハイキングに関連するグループ、友達からのトレイルに関する投稿、ハイキングブーツの広告などがレコメンドされる可能性がある。
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ユーザーは、広告設定やその他のフィードコントロールなどのツールを利用して、表示される広告やコンテンツを調整できる。
プライバシー保護についても説明しており、宗教的見解、性的指向、政治的見解、健康、人種または民族的出身、哲学的信念、労働組合への加入といったセンシティブなトピックについてMeta AIと会話した場合、これらのトピックを広告のパーソナライズに利用することはないとしている。
また、Meta AIとのやり取りを含む情報は、ユーザーがアカウントセンターに追加することを選択したアカウント(Meta製品全体)でのみ使用される。
Instagramトップのアダム・モッセリ氏は、ユーザーがマイクの使用許可を与え、マイクを必要とする機能を積極的に使用している場合を除き、ユーザーのマイクを盗聴のために使用することはないと説明した。
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「痛みを共有」する技術を開発(写真:ITmedia NEWS)111
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