「Xperia 10 VII」10月9日発売、7万5000円前後 “シャッターボタン”でスクショ撮影可

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2025年10月02日 10:31  ITmedia Mobile

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ソニー製スマートフォンのミッドレンジモデル「Xperia 10 VII」

 ソニーは10月2日、スマートフォンのミッドレンジモデル「Xperia 10 VII」を日本国内向けに発表した。9日に発売する。グローバル発表済みのモデルで、市場想定価格は7万5000円前後となっている。


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 10シリーズとして初めて、企業などが独自に構築する「ローカル5G」ネットワークに対応した他、カメラやオーディオといった基本性能を向上させつつ、バッテリーの長寿命化やOSアップデート保証の大幅延長など、長期利用を強く意識した実用性の高いモデルとなっている。


 外観は先代から大きく変更され、背面のカメラは縦配置から水平な横配置へとレイアウトを一新。レンズ周りの装飾を減らし、すっきりとしたデザインに進化した。カラーは「チャコールブラック」「ホワイト」に加え、青緑系の新色「ターコイズ」の3色展開。他社製品で重量増の傾向がある中、約168g、横幅約72mmと軽量で持ちやすいサイズ感を維持している。


 操作面では、側面に物理式の「即撮りボタン」を新搭載した。スリープ状態からボタンを長押しするだけでカメラが起動し、もう一度押せば撮影が完了する。画面操作なしで素早く撮影に入れるため、決定的瞬間を逃しにくい。このボタンは動画撮影やスクリーンショットにも利用できる。


 アウトカメラは広角と超広角の2眼構成で、メインの広角カメラには先代比で約1.6倍大きい新型イメージセンサーを採用した。センサーの大型化でより多くの光を取り込めるようになり、夜景など光量が少ない場所でも高画質な撮影が期待できる。画像処理にはデジタル一眼カメラ「α」シリーズの技術が応用されており、目で見たままに近い自然な色合いでの記録を目指している。


 動画編集アプリ「Video Creator」も利用でき、利用者が動画や写真を選ぶだけで、BGMや特殊効果の付いたショート動画を自動で作成してくれる。専門知識がなくても手軽にVlog風の作品を制作し、SNSなどで共有することが可能だ。


 ディスプレイには6.1型の有機ELを搭載。リフレッシュレートが先代の60Hzから120Hzに向上し、Webサイトのスクロールなどがより滑らかに表示される。ソニーのテレビ「BRAVIA」で培った高画質化技術も採用。また、アスペクト比を従来の21:9から19.5:9に変更し、YouTubeなどで主流の16:9動画を再生した際の表示サイズが約13%拡大。より迫力ある映像体験を実現した。


 音響面では、ディスプレイ上下のフロントステレオスピーカーに、スピーカーユニットを箱型部品で覆う「エンクロージャー」構造を初採用。不要な振動を抑え、クリアで音圧の向上したサウンドを提供する。近年では珍しくなった3.5mmイヤフォンジャックも引き続き搭載。ワイヤレス接続ではBluetoothの送信電力を強化し、電波が混雑する場所でも音途切れしにくくした。圧縮音源をハイレゾ相当に高音質化する「DSEE Ultimate」にも対応する。


 ソニー独自の充電制御技術により、5000mAhのバッテリーは4年間使用しても劣化しにくいという。ソフトウェアサポートも大幅に強化され、購入後「最大4回」のOSバージョンアップと「6年間」のセキュリティアップデートが保証される。先代(OS2回、セキュリティ4年)から大きく延長されており、長期間にわたって安心して使い続けられる。プロセッサにはSnapdragon 6 Gen 3を搭載し、基本性能も向上させている。


(※)記事内(2枚目以降)の画像は開発中の実機であり、発売される製品とは一部仕様が異なる可能性があります。



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