【オリックス】佐野皓大、小野泰己、村西良太ら5選手に戦力外通告 元阪神小野は現役続行を希望

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2025年10月02日 13:00  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

オリックス高橋信二コーチ(右)と握手を交わす佐野皓大外野手(撮影・中島麗)

オリックスは2日、本田仁海投手(26)、元謙太外野手(23)、佐野皓大外野手(29)の支配下登録選手3人と、村西良太投手(28)、小野泰己投手(31)の育成契約選手2人の計5選手と来季選手契約を行わないことを通告したと発表した。


本田仁と元は来季の育成契約を打診された模様。小野は現役続行を希望し、トライアウト参加を視野に入れる。村西は現役引退、佐野は未定だという。


佐野は14年ドラフト3位で投手としてオリックスに入団。18年から野手に転向し、育成契約に。同年中に支配下に復帰し1軍戦初出場を果たした。20年にはチーム最多の20盗塁をマーク。主に代走や守備固めで、ユーティリティープレーヤーとしてリーグ3連覇に貢献した。24年は右足手術などで4試合の出場にとどまり、今季1軍出場はなかった。


11年間を振り返り、「2年間けがをして戦力外はよぎっていた。野手になって3連覇とかできたことは、すごくいい経験になりましたし、本当に頑張ってよかったと思います」。今後については「現役も(引退も)半々」と話した。


小野は16年ドラフト2位で阪神に入団。22年オフに育成選手としてオリックスに入団し、23年4月に支配下登録。1軍5試合に登板し、24年からは再び育成選手に。今季はウエスタン・リーグ17試合に登板し、1勝1敗、防御率4・91。2軍戦では最速157キロを計測するなど剛腕は健在だった。


「30歳過ぎてからは自分の中で一番いい状態。これを維持しつつ、トライアウトに向けてしっかりやっていきたい。(球団には)3年間も見てくださったので、本当に感謝しかないです」


村西は19年ドラフト3位で入団。昨オフに戦力外通告を受け、育成契約を結んだ。今季は2軍戦12試合に登板し、1勝0敗、防御率1・80も、支配下復帰はならなかった。「この1年で勝負しようという気持ちでやっていた。やり切ったところもある。(今後は)野球に携わることはやりたい」と引退の意向を示した。


本田仁と元には、球団が育成契約を打診したとみられる。本田仁は9月に右肘クリーニング手術を受けたばかりでリハビリ中。元は9月に右鎖骨下静脈血栓症の診断を受け、治療を行いながら復帰を目指している。

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