ママスタみなさんの周りに、甘え上手な人はいますか。相手を頼っているにもかかわらず不快感を与えず、むしろ「助けてあげたい」と思わせる人っていますよね。ママスタコミュニティにも、あるママからこんな質問が寄せられました。紹介します。
『ママ友の中に、人に甘えるのがとても上手で、車を持っていなくても自然に誰かに乗せてもらったり、希望のお店にランチに行けたりするママがいます。同じことを自分がしたら図々しいと思われて距離を置かれそうなのに、そのママはむしろ周囲に好かれています。どうして嫌味がなく、むしろ歓迎されるように甘え上手でいられるのでしょうか。コツを教えてください』
投稿者さんのママ友は、まさに甘え上手。車がないのに、見かけると誰かしらが「車に乗って行かない?」と声をかけてくれます。そのたびに「悪いなぁ」と一度は遠慮しつつも、最終的にはショッピングやランチを楽しく一緒に過ごしているそうです。普通なら図々しいと思われそうですが、不思議とそんな気持ちを抱く人はいないとのこと。投稿者さんはそんな甘え上手を羨ましく感じているようですね。確かに、こういった甘え上手な人は周りに一人や二人はいるのではないでしょうか。ママスタコミュニティのママたちはどうでしょうか。
甘え上手は素質?
『うん、持って生まれた才能だと思う。そういう人いる』
『憎めないタイプなんじゃない?』
『持って生まれた才能とかそういうものだと思うよ。なんか手助けしてあげたいって思う人いるじゃん』
『いるね。私の周りにもいる。助けたくなる。いつもニコニコしてて誰とでもすぐ打ち解けて人徳かな』
ママたちの周りにも甘え上手な人はいるようですね。多くの声は「甘え上手は生まれ持った資質」というもの。それだけ自然に甘えられる、つまり相手の厚意を素直に受け取れるタイプなのかもしれません。たしかに相手の好意を受けるのは「相手の負担になるのでは?」「相手の厚意を受けたら何かお返しをしなくちゃいけない?」と不安や恐怖を抱いてしまいがち。でも、甘え上手な人はその壁がなさそうです。厚意を相手の負担と感じる人は、甘え下手といえるのかもしれません。
甘え上手な人は一緒にいて楽しい
『そのママ、一緒にいると楽しい人だからじゃない?』
『嫌味がないし一緒にいて楽しいんだと思うよ。一緒にいる人を良い気分にさせてくれる人っているじゃない?』
一緒にいると楽しい人は、甘え上手といった声も寄せられました。「一緒にいて楽しい」というのは最大のお返しになりそうですよね。人と同じ体験を共有し、前向きに楽しめる人は、自然と甘え上手になれるのかもしれません。つい「お礼にお菓子を持っていった方がいいのでは」と考えてしまいがちですが、ポジティブな言葉や笑顔で場を盛り上げることも立派なお返し。むしろ形のあるお返しよりも、負担にならず自然に受け取ってもらえるのではないでしょうか。
感謝の気持ちを素直に伝えられる
『好かれてるんだよ。普段から感じがよくて、車がなくて困るーとねちねち愚痴ったり自分から乗せてって発言しない人なんじゃない?』
『相手を気遣って頑なに拒否する人っているよね。私ならそういうタイプの人には声かけないと思う。逆にママ友は「悪いからいいよ」と言っても、さらに誘われたら素直に甘えるんだよ。で「ありがとう、助かっちゃった。今度お礼するね」と言われたら「お安い御用、いつでも頼ってね!」となるよね』
『あーわかる。私にもそんなママ友がいる! そのママは関西の人で「めっちゃありがとう。ほんま助かる!」って素直に言ってくれるのが普通に心地よくて、何年も乗せてあげるのに苦になってない。しかも、さりげなくだけど気遣いもすごい』
こちらのママたちは、具体的に「感謝の気持ちを伝えることの大切さ」を教えてくれています。甘え上手な人は、相手の厚意に素直に甘えつつ、心からの感謝を欠かさない人なのかもしれませんよね。一方で「図々しい」と思われる人は、相手の厚意に便乗しつつも、自分の欲望を満たすことに意識が向いてしまうタイプなのかもしれません。甘え上手な人と下手な人とでは、その違いがはっきりしているのでしょう。相手との時間を楽しみ、気持ちよく「ありがとう!」と伝えるからこそ、また助けたくなる存在になりそうです。
甘え下手なママへのアドバイス
当初は「甘え上手は生まれ持った資質だ」という意見もありましたが、振り返ってみると「相手の厚意を負担に感じない」「相手との時間を純粋に楽しむ」「遠慮はサラッと、感謝はたっぷり伝える」が甘え上手になるコツともいえそうです。それされあれば、誰でも甘え上手に近づけるのではないでしょうか。
甘え上手な人は相手の厚意を素直に受け止め、感謝できる可愛げのこと。可愛げは特別な才能ではなく、ちょっとした心がけで誰にでも育てられるものなのかもしれませんよ。
文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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