『SPY×FAMILY』遠藤達哉が描くスピッツ『ハチミツ』 アニメseason3主題歌担当のスピッツへの愛が話題

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2025年10月02日 16:40  リアルサウンド

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遠藤達哉 X(@_tatsuyaendo_)より

 『SPY×FAMILY』のseason3が10月4日(土)より放送がスタートする。新作の幕開けを前に、原作者・遠藤達哉と主題歌を担当したスピッツをめぐる“意外な縁”がファンの間で話題になっている。


【画像】『SPY×FAMILY』遠藤達哉が描いたスピッツ『ハチミツ』ジャケット


 遠藤達哉のX(@_tatsuyaendo_)にポストされたのは、アニメ『SPY×FAMILY season3』の主題歌を担当するスピッツの名盤『ハチミツ』のジャケットを自身のタッチで描いたイラスト。赤いワンピースを着てギターを持つ女の子は、原作キャラクターのフィオナ・フロストで描かれている。左上には「ス」の文字、さらにスピッツのロゴが「SPY×FAMILY」に置き換わるという遊び心満載の仕掛けも。


 投稿には「人生で初めて買ったCDがスピッツさんでした。」とコメント。続けて「高校生だった投稿時代、毎日毎日『スピッツ』〜『フェイクファー』までの全アルバムをお供に深夜まで漫画を描いてました。暗い部屋の中、眠い中、ずっとスピッツさんの音楽に灯をともしてもらってました。あの頃の自分に教えてあげたいです。」とスピッツに下積み時代に支えられていた過去を明かしている。高校時代の遠藤の耳にあったスピッツのアルバムたち。スピッツなしでは『SPY×FAMILY』は生まれなかったのかもしれない。


 そんな縁の結実として、season3のオープニングテーマに選ばれたのが、スピッツの新曲「灯を護る」だ。スピッツがTVアニメのために楽曲を書き下ろしたのはこれが初めて。9月28日に公開されたオープニング映像は、柔らかな黄色で始まり、暗いスパイの世界へと切り替わる二面性のある演出で、楽曲と見事に呼応している。「今回、スピッツがTVアニメのために楽曲を書き下ろすのは初めてです!」と投稿にて発表され、スピッツファンからも待望の楽曲に喜びのコメントがついた。


 ほかにも注目を集めているのはジャケットアート。手がけたのは絵本作家のjunaida(ジュナイダ)で、無数の家に囲まれて座る少年、その頭に灯る白い火、猫や鳥たちが彩る幻想的な世界が描かれている。junaidaは「またスピッツの絵を描けて本当にうれしい」とコメント。優しくも不思議な世界観は、楽曲と作品を結びつけるビジュアルとなった。可愛らしくも優しいタッチの絵にJunaida×スピッツの相性の良さが感じられる。


 スピッツのボーカル・草野マサムネが『SPY×FAMILY』への想いを語ったコメントも作品のXにて公開されている。「可愛くてコミカルな描写が楽しい『SPY×FAMILY』ですが、常にストーリーの根底に流れる『哀しみ』があり、そこから逃げない歌にしたいと思いました。」とコメント。スピッツらしい誠実な曲作りで、『SPY×FAMILY』へも寄り添った楽曲となっている。明るさと切なさが同居する彼らの音楽は、フォージャー家の秘密と絆を描く『SPY×FAMILY』に重なり合いリンクしている。スピッツの音楽がフォージャー家の運命をどう彩るのか――その答えは10月4日から始まるseason3で明らかになる。


(文=結理乃)



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